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DSP衛星 : ウィキペディア日本語版
DSP衛星

DSP衛星(国防支援計画衛星, )はアメリカ軍早期警戒衛星である〔日米弾道ミサイル防衛システムの全貌,多田智彦,軍事研究,2009年6月号,P40-66,ジャパンミリタリレビュー社〕。アメリカ合衆国の弾道ミサイル衛星早期警戒システムの根幹をなすものであり、アメリカ空軍空軍宇宙軍団(AFSPC)によって運用されている。常時3機以上の衛星が搭載の赤外線センサー〔によって、弾道ミサイル宇宙ロケットの発射、地上の核爆発などが発する特徴的な熱源に対して監視を行っている。探知した情報は迅速に地上ステーションへ通報される。
湾岸戦争の砂漠の嵐作戦の時には、DSP衛星によってイラク軍のスカッドミサイルの発射情報〔をイスラエルサウジアラビアに対して、即時に警報していた。
== 衛星本体、打ち上げロケット、警報 ==
この衛星は高度約3.6万kmの静止軌道上〔にあり、広角シュミット反射望遠鏡と赤外線センサーを備える。全長約10m 直径約6.7m 重量約2.4トン。望遠鏡の光軸は、回転軸である衛星の長軸に対して7.5度の傾きをもち、衛星全体が10秒ごとに1回転することでセンサーが地球全体をスキャンする。高熱源体を捕捉し、弾道ミサイルではブースト段階の監視・追跡を行う〔「米国の国家ミサイル防衛(NMD)」,計画防衛研究所資料,2001年 〕。
通常、DSP衛星はタイタン4Bブースター慣性上段ロケットと共に打ち上げられていたが、1機のDSP衛星はスペースシャトルアトランティスのミッションSTS-44 (1991年11月24日) で打ち上げられた。最後の Flight23 はデルタ4ヘビーロケットによって打ち上げられた(2007年11月11日)。
運用を行なう第14空軍第460宇宙航空団はコロラド州のバックリー空軍基地に司令部を持ち、指揮下のDSP衛星運用部隊より、必要に応じ情報リンクを通じて警報を、コロラド州コロラドスプリングス近くにあるピーターソン空軍基地北アメリカ航空宇宙防衛司令部戦略軍早期警戒センターに送る。これらのセンターでは直ちに、受信したデータを関係部局や世界中の作戦部隊へと発信する。
空軍宇宙軍団のカリフォルニア州ロサンゼルス空軍基地内の宇宙ミサイルシステムセンター (Space and Missile Systems Center) にある宇宙配備赤外線システム航空団 (, Space-Based Infrared Systems Wing)が衛星の開発と調達を担当している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「DSP衛星」の詳細全文を読む



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