翻訳と辞書
Words near each other
・ 自然の勢い
・ 自然の印象
・ 自然の懐
・ 自然の斉一性
・ 自然の斉一性の原理
・ 自然の森
・ 自然の森M.G.ユースホステル
・ 自然の森総合公園サッカー場
・ 自然の権利
・ 自然の王国で
自然の生存権
・ 自然の芸術的形態
・ 自然の鉛筆
・ 自然は種
・ 自然ふれあい情報館
・ 自然への訴え
・ 自然ほ乳
・ 自然アルミニウム
・ 自然イリジウム
・ 自然エネルギー


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

自然の生存権 : ミニ英和和英辞書
自然の生存権[しぜんのせいぞんけん]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

自然 : [しぜん]
 nature, natural, spontaneous,
自然の : [しぜんの]
 【形容詞】spontaneous , natural
: [せい, なま]
  1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed 
生存 : [せいぞん]
  1. (n,vs) existence 2. being 3. survival 
生存権 : [せいぞんけん]
 (n) right to life
: [けん, ごん]
  1. (n,n-suf) authority 2. the right (to do something) 

自然の生存権 : ウィキペディア日本語版
自然の生存権[しぜんのせいぞんけん]

自然の生存権(しぜんのせいぞんけん)とは、動物植物生態系地形などの人間以外の自然にも生存権利があり、人間はそれを守る義務があるという考え方。環境問題を考える上では、環境倫理学の3つの基本主張の1つに位置づけられる。人間における生存権に近いが、その遵守は人間に比べて厳格ではない。
生物や生態系に土地景観などを加え、自然保護に関する問題を解決する手段として特化したものを自然の権利と呼ぶ。また、生物に関して種差別の撤廃といった非常に強い権利主張を行うのが動物の権利の考え方である。ここでは、これらとは異なる、一般的に受け入れられた「自然の有する権利」について述べる。
自然と人間の関係を規定する考え方は「自然の生存権」の他に、「自然と人間の共生」という言葉でまとめられることもある。
== 「自然の生存権」の考え方の根源 ==
人間だけに生存権が認められ、自然物に生存権が認められないのでは、生存権の有無により人間が優先されて自然破壊が正当化されるが、自然の生存権を認めればこの抑制につながるという考え方。人間中心主義に対して生まれた非人間中心主義の考え方の1つともされる。
また、他の解釈もある。
*人間は古くより自分以外の生命を尊重し守ろうという考え方を持っており、その自然愛護や動物愛護の考え方が思想として確立され、権利として定義されたのが自然の生存権である。
*権利(人権)の対象が、一部の特権階級から一般市民へ、そしてすべての人種・民族へと拡大されてきた歴史的経緯の流れの中で、その対象が自然にまで拡大されたものが自然の生存権である。
環境倫理学のほかの考え方との関係は次のようになる。ひとりひとりの人間は、さまざまな事物に経済的価値、健康快楽といった幸福などの、価値を認めている。それは各人間人類全体が幸福に生きていくという目的につながる。この達成において、環境問題は足かせとなる。そこで、自然資源に価値を認めてそれを守るという目的を見出し、2つの価値や目的を比較しながら考え行動していくことで、足かせを無くそうというのが「自然の生存権」や「地球有限主義」である。そして、これらを長期的視点で考えようというのが「世代間倫理」である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自然の生存権」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.