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保田隆芳 : ミニ英和和英辞書
保田隆芳[やすだ たかよし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ほ]
  1. (n,vs) guarantee 
: [た]
 【名詞】 1. rice field 

保田隆芳 : ウィキペディア日本語版
保田隆芳[やすだ たかよし]

保田 隆芳(やすだ たかよし、1920年3月18日 - 2009年7月1日)は日本騎手東京競馬倶楽部日本競馬会国営競馬日本中央競馬会〈JRA〉)、調教師(日本中央競馬会)。
1936年に騎手デビュー。10代の頃から名門・尾形藤吉厩舎の主戦騎手として頭角を現し、数々の大競走を制する。1958年、アメリカ遠征を機に、従来の日本では見られなかったアメリカ式のモンキー乗りを習得し、日本における騎手の騎乗フォームに大きな変革をもたらしたことから、モンキー乗りの先駆者とされている。1959~1961年、中央競馬全国リーディングジョッキー(年間最多勝利騎手)。1963年、中央競馬史上初の通算1000勝を達成。1968年には史上初の八大競走完全制覇を達成した。なかでも天皇賞10勝という記録から特に「天皇賞男〔『優駿』1987年11月号、p.55〕(または盾男〔天皇賞の正賞が盾であるところから。〕)」とも称された。通算1295勝は引退時点の中央競馬記録〔1972年7月30日に野平祐二が更新。〕。
1970年3月より調教師に転身し、八大競走2勝を挙げ「天馬」の異名を取ったトウショウボーイJRA顕彰馬)、天皇賞(秋)優勝馬メジロアサマなどを手掛けた。1990-1995年、日本調教師会々長。1995年、勲四等瑞宝章受章。1997年、定年引退。2004年、騎手顕彰者に選出され中央競馬の殿堂入りした。
== 経歴 ==

=== 生い立ち ===

1920年3月18日東京府東京市神田区小川町の果物問屋「ヱ印」に、保田永次・幸子夫妻の次男として生まれる〔木村(1997)pp.561-562〕。「ヱ印」は当時高級果物だったバナナの輸入と卸を行っており、実家は裕福だった〔。幼稚園時分から花月園遊園地ロバに跨ることを楽しみとしていた〔。小学校4年生のとき、中学受験の準備のため軽井沢の別荘にこもることになった兄に同伴し、この滞在中に乗馬を覚える〔『日本の騎手』pp.69-71〕。帰京後、両親の許可を得て下谷区根岸にあった石田乗馬倶楽部に通い始め、日本大学中学校に進学してからは週3日ほどの頻度で通うようになった〔。騎手への憧れを募らせた保田は2年生になると父親を説得し〔、乗馬倶楽部の主・石田馬心の紹介で、東京競馬倶楽部目黒競馬場)に所属する尾形景造(尾形藤吉)〔本名は尾形藤吉。1911年から1946年まで通称として「景造」を名乗っていた。〕のもとに14歳で入門した〔木村(1997)pp.568-571〕。
入門後、官営の下総御料牧場へ修行に出された保田は、1年先に働いていた野平好男、後から入ってきた二本柳俊夫勝又忠らと下積み生活を送った〔。3歳馬とデビュー前の4歳馬〔2000年以降の表記では2歳と3歳。当時の競馬は4歳からで、御料牧場では育成馬をデビュー前にセリ市で販売していた。〕の育成に当たりながら騎乗を覚え、調教師から認められるまでは何年でも居続けなければならないものだったが〔『優駿』1997年3月号、p.45〕、保田は8カ月目の11月に東京に帰され、尾形厩舎での生活を始めた〔。厩舎での同室は後に調教師顕彰者として殿堂入りする松山吉三郎であった〔。
当時の日本競馬界では騎乗法は各厩舎ごとに異なり、調教の騎乗フォームでどこの厩舎の者かが一目瞭然というほどであった〔『優駿』1963年8月号、pp.16-18〕。とくに「尾形流」は長鐙のフォームで、後方から追い込む戦法を身上としていた〔『日本の騎手』pp.79-81〕。保田もこれを身につけるべく、兄弟子のうち特に伊藤正四郎〔1936年にトクマサで日本ダービー優勝。伊藤正徳の父。〕の技術を真似ようと努めた〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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