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Q.E.D. : ウィキペディア日本語版
Q.E.D.[きゅーいーでぃー]

数学哲学などにおける Q.E.D.ラテン語の Quod Erat Demonstrandum(かく示された)が略されてできた頭字語証明論証の末尾におかれ、議論が終わったことを示す。ただし現代の数学において Q.E.D. はほとんど使用されていない〔
〕。(#電子的な記号を参照。)
== 歴史 ==

この quod erat demonstrandum という言い回しはギリシャ語の () が中世の幾何学者によってラテン語に訳されてできたものである。このギリシャ語の言い回しはユークリッドアルキメデスによって用いられていた。特にユークリッドは論理的な演繹によって数学を構成することに重きを置いたので、Q.E.D. という言葉の使用のうちにこのような方法論を推進する意図を認めることができる。

ルネサンス期のヨーロッパの数学書は普通ラテン語で書かれていたため、"quod erat demonstrandum" のような言い回しが証明の最後にしばしば用いられた。哲学の議論における Q.E.D. の代表的な使用例としてバールーフ・デ・スピノザの代表作『エチカ』(1677、ラテン語) が挙げられる。スピノザ自身がこの本のスタイルを称して「幾何学的な秩序によっている」と宣言したように、(彼の推論が演繹的として適切かはともかくとして)定義、公理ののちに命題が述べられ、 Q.E.D. で終わる証明が続くというスタイルで記述されている。これは日記の形式で書かれていたルネ・デカルトによる『省察』と比べて、スピノザにとって大きな進展だった〔The Chief Works of Benedict De Spinoza, translated by R. H. M. Elwes, 1951. ISBN 0-486-20250-X.〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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