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飯ごう : ミニ英和和英辞書
飯ごう[はんごう]
(n) (soldier's) cooking utensils
===========================
: [めし]
 【名詞】 1. (sl) meals 2. food 
飯ごう : [はんごう]
 (n) (soldier's) cooking utensils
飯ごう ( リダイレクト:飯盒 ) : ウィキペディア日本語版
飯盒[はんごう]

飯盒(はんごう)は、キャンプ登山など野外における調理に使用する携帯用調理器具食器である。日本では主に屋外での炊飯に使われる。飯盒で炊飯することは「炊爨」(すいさん)と表現する(爨も「かしぐ・飯を炊く」の意)。
== 概要 ==
「盒」の字は合わせ蓋のついた容器を意味する。英語ではMesstin(メスティン、食事+缶の意味)。本来は兵士が野戦等の際に食料を入れて携行したり、食事の配給を受け取るのに用いる食器というのが主な用途であり、非常時には調理器具やバケツなどとしても用いられた。日本では旧日本陸軍が野戦時の炊飯用として改良・利用したことで、野外炊飯用として定着している。本体や蓋の素材は一般にアルミ製。
日本で単に飯盒と言えば、主にキドニー(腎臓)型(あるいはソラマメ型)と呼ばれる曲がった扁平な形をしたものを指し、兵式飯盒とも呼ばれる。旧日本陸軍の兵士が装備した「ロ号飯盒」が原形で、この他に将校用が存在したため「兵士用」の意味で「兵式」の名がある。形状は他に角形のもの(旧日本軍将校用、フランス軍など)、楕円形のもの(スウェーデン軍)などがある。焚き火よりキャンプ用コンロによる使用が多くなった最近の日本でのレジャー用には、円筒形のものが増えた。
兵式飯盒の独特の形状はヨーロッパなど各国の軍用飯盒に見られる形で、日本でも旧日本陸軍、陸上自衛隊で歴代採用されている。この形状が採用された理由としては、以下のような説がある。
* ベルトや背嚢(リュックサック)にくくりつけて携行する際に、かさ張らず安定するため(調理を主用途としないヨーロッパの飯盒や各国の軍用水筒でも同様の形状がみられることから、これが第1の理由であると考えられる)。
* 多数の飯盒でツルに棒を通して同時に炊飯するときに、全体の幅が狭くなってを小さくでき、を節約できて効率的であるから。
* 均一に火が当たりにくい焚き火での炊飯でも対流によって全体に熱が回りやすく、容易にが炊けるため。
* 炊爨後の中身の入った飯盒を片手で複数まとめて運ぶ際に、他の形状と違い一様に水平になり安定するため。
日本の飯盒は炊飯用に特化しており、標準的な兵式飯盒は米4合炊きで、本体に2合、4合で用いる水量の目安が刻印されている。本体のほかに蓋と中子(中蓋・掛子)で構成され、それぞれ食器や米の計量にも使用される(中子が2合、蓋が3合)。旧日本軍において、飯盒のふた部分を「メンコ」と呼んでいた〔国立国会図書館 レファレンス共同データベース http://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000030475〕。
焚火で加熱調理したり手に提げて持てるように、本体には鉄製のつり手(つる)が付く。つり手は回転するだけのものと、携行時にはスライドさせてかさばらないよう出来るタイプ(将校用飯盒や自衛隊の飯盒、一部のレジャー用)もある。日本の飯盒の中にも、「食器」「弁当箱」を主用途としつり手がないもの(初期の将校用飯盒、従軍看護婦用小型飯盒など)も存在した。
外蓋に折り畳み式で製のハンドルが付きフライパンとして使えるタイプもあり(ヨーロッパ各国の軍用で一般的)、日本のレジャー用ではチロル式・スイス式と呼ばれる。
日本の伝統的な兵式飯盒では、本体外側にベルトを縦に通すためのベルト通しの金具が着く。これは平紐やベルトで背嚢に縛り付ける際に用いられたが、今日そのような形で携行されることはほぼないため、近年ではこの金具が省略された製品も少なくない。なお、このベルト通しにL型の金具を引っ掛け、取外し可能なハンドルとして使用する事も可能である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「飯盒」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mess kit 」があります。




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