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非定型抗精神病薬 : ミニ英和和英辞書
非定型抗精神病薬[ひていけいこうせいしんびょうやく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひ]
  1. (adj-na,n,pref) faulty- 2. non- 
定型 : [ていけい]
 【名詞】 1. fixed form 2. regular shape 3. stereotyped 
: [かた]
 【名詞】 1. mold 2. mould 3. model 4. style 5. shape 6. data type 
: [こう]
 (pref) anti-
: [せい]
 【名詞】 1. spirit 
精神 : [せいしん]
 【名詞】 1. mind 2. soul 3. heart 4. spirit 5. intention 
精神病 : [せいしんびょう]
 【名詞】 1. mental illness 2. psychosis
: [かみ]
 【名詞】 1. god 
: [やまい]
 【名詞】 1. illness 2. disease 

非定型抗精神病薬 : ウィキペディア日本語版
非定型抗精神病薬[ひていけいこうせいしんびょうやく]

非定型抗精神病薬(ひていけいこうせいしんびょうやく、英:Atypical antipsychotic)は、定型抗精神病薬に対して使われる言葉である。第二世代抗精神病薬ともいう。
定型抗精神病薬はその薬理学的メカニズムにより錐体外路症状高プロラクチン血症などの副作用が出やすい傾向にあった。それに対して非定型抗精神病薬はそのような副作用が少ないとしてマーケティングされている。
しかしながら、大規模な試験はそのような傾向を見出していない。有効性も同等である。
非定型抗精神病薬は高齢の認知症患者の死亡リスクの増加に結びついていることが示されており、小児や高齢者への使用を促進する違法なマーケティングにより、クエチアピン(セロクエル)、リスペリドン(リスパダール)、アリピプラゾール(エビリファイ)、オランザピン(ジプレキサ)、ジプラシドン(ジオドン)の販売会社に対して記録的な罰金が科されている〔。

==薬理機序==
基本的な薬理学的メカニズムはドーパミン2受容体セロトニン2A受容体の遮断にあるとされている。
ドーパミン2受容体の遮断は中脳辺縁系に作用し特に統合失調症の陽性症状に対して効果を示すが、中脳黒質経路、漏斗下垂体経路、前頭前野経路に働くことによりそれぞれ錐体外路症状、高プロラクチン血症、陰性症状などの副作用、有害事象が出現するとされている。セロトニン2A受容体の遮断は中脳辺縁系以外のドーパミンの遊離を促進するため非定型抗精神病薬ではこれらの有害事象が出にくいと考えられている。セロトニンとドーパミンの遮断が非定型抗精神病薬の主たる薬理作用であるためSDA(セロトニン・ドーパミンアンタゴニスト)またはDSA(ドーパミンセロトニンアンタゴニスト)と呼ばれることもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「非定型抗精神病薬」の詳細全文を読む




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