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阮晋勇 ( リダイレクト:グエン・タン・ズン ) : ウィキペディア日本語版
グエン・タン・ズン[ゆう]

グエン・タン・ズン(, 漢字: 阮晋勇, 1949年11月17日 - )は、ベトナム政治家。現在、第6代ベトナム社会主義共和国首相を務める。
== 経歴 ==
南部のカマウ省に生まれる。ズンの出生時、故郷はフランスを宗主国とするベトナム国の支配下にあった。その後、ベトナム国はベトナム共和国(南ベトナム)にとって代わられたが、ズンは若くして祖国統一・民族解放運動に加わっていく。
1961年、ベトナム南部解放軍に入隊。ベトナム戦争時には南ベトナム解放民族戦線で活動した。1967年ベトナム労働党(後のベトナム共産党)の南部組織に入党する。1975年にベトナム民主共和国(北ベトナム)が南ベトナムを倒してベトナム戦争が終結し、翌1976年に北ベトナム主導による南北ベトナムの統一が実現してベトナム社会主義共和国が建国されると、ズンは同国の国軍となったベトナム人民軍に参加し、1981年まで軍務に服役した。
退役後、キエンザン省を中心にベトナム共産党の党務に従事し、同省の党委員会副書記まで昇進。また、同省人民委員会委員長(省政府長官)も兼務した。
この間、1986年12月の第6回党大会で党中央委員候補に選出されていたズンは、1991年6月、第7回党大会において党中央委員に昇進。1994年12月、内務省次官に任命された。
1996年6月の第8回党大会では党政治局員に選出され、政治局常務委員に抜擢される。同年8月、党中央経済委員長を兼任(1998年まで)。1997年9月のファン・ヴァン・カイ内閣発足に際し、常任副首相(第一副首相)に就任。同年12月の第8期党中央委員会第4回総会でドー・ムオイ書記長が退任し、レ・カ・フューを後任の書記長とする新執行部が発足すると、ズンは1998年1月、政治局常務委員を退任した。
その後、同年5月から1999年12月までベトナム国家銀行総裁を兼務し、金融システムの改革に尽力した。
2001年4月の第9回党大会において党政治局員に再選され、序列第5位まで昇格。40代で党中枢に抜擢され、長らくファン・ヴァン・カイ首相の後継者と目されていたズンは、2006年4月の第10回党大会でも党政治局員に再選されて序列第3位となり、同年6月27日、第11期第9回国会において首相に選出された。
2007年7月、第12期第1回国会において首相に再任。
2016年1月の第12回党大会においては、党書記長の後任と目されていたが、結局は党中央委員の候補から外されて引退することが確定した〔「次期党中央執行委員200人選出、ズン首相とサン国家主席は引退へ 」 『VIETJOニュース』 2016年1月27日〕〔「ベトナム党書記長が留任 後任本命のズン首相は引退」 『日本経済新聞』 2016年1月27日〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「グエン・タン・ズン」の詳細全文を読む




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