翻訳と辞書
Words near each other
・ 開窓術
・ 開立
・ 開立法
・ 開立直
・ 開端 (クルアーン)
・ 開筋
・ 開管
・ 開管分析
・ 開節唇
・ 開籠駅
開米栄三
・ 開経偈
・ 開経文
・ 開繭機
・ 開義県
・ 開耀
・ 開聞トンネル
・ 開聞上野
・ 開聞仙田
・ 開聞十町


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

開米栄三 : ミニ英和和英辞書
開米栄三[かいまい えいぞう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こめ]
 【名詞】 1. uncooked rice 
: [さかえ, はえ]
 【名詞】 1. glory 2. prosperity
: [み]
  1. (num) three 

開米栄三 : ウィキペディア日本語版
開米栄三[かいまい えいぞう]

開米 栄三(かいまい えいぞう、1929年 - )は日本映画特撮映画怪獣造形家。造形会社「開米プロダクション代表取締役会長。東京出身。あだ名は長身であることにちなむ「チョウさん」〔。
== 来歴 ==
当初は遊園地やお化け屋敷で仕事をしていたが〔、1957年に友人から紹介された八木正夫を介して八木の父と叔父である八木勘寿康栄兄弟の下につき〔、東宝の映画美術や小道具制作に携わった〔。1954年昭和29年)に『ゴジラ』に参加、特殊美術監督の渡辺明のもと、利光貞三、八木勘寿・康栄兄弟ら造形スタッフを補佐して怪獣ゴジラぬいぐるみの制作に携わる。撮影現場では視界の狭いゴジラの先導役も務めた〔〔。宣伝スチールの撮影では自身もゴジラのぬいぐるみに入った〔。
『ゴジラ』のあと、東宝は「特殊美術課」を設立。この特美課で以後、数多くの作品で造形助手を務める。また、「怪獣大戦争」までのゴジラシリーズや怪獣の登場する作品では、撮影現場でぬいぐるみ俳優の中島春雄の補佐役を務め、点検補修も務めたほか、怪獣のギニョール(手踊り)人形の操作なども担当している。
1962年(昭和37年)、『キングコング対ゴジラ』では、キングコングのぬいぐるみの体毛のために、歌舞伎の小道具からヤクの毛の使用を案出。非常に高価で稀有なこのヤクの毛を取り寄せ、開米が手作業で一本一本脱色・染色して全身の植毛を行った。
1964年(昭和39年)、円谷英二特技監督が設立した円谷特技プロのテレビ番組『ウルトラQ』(TBS)の「マンモスフラワー(ジュラン)」「ガメロン」等の造形を手掛ける。
1966年(昭和41年)に東宝を退社、独立し特殊造形会社「開米プロダクション」を設立、入江義夫とともにピー・プロダクションのTV番組『マグマ大使』(フジテレビ)の怪獣造形を務めた〔〔〔。
1967年(昭和42年)、開米プロダクションを設立〔。『宇宙大怪獣ギララ』(松竹映画)、『大巨獣ガッパ』(日活)に請われて参加。怪獣「ギララ」、「ガッパ」を造形指導する。
1969年(昭和44年)、『ガメラ対大悪獣ギロン』(大映)で、多忙な専任スタッフのエキスプロダクションに代わって敵怪獣「ギロン」を制作。「ガメラシリーズ」では、翌年の『ガメラ対大魔獣ジャイガー』の敵怪獣「ジャイガー」も担当した。
1971年(昭和46年)、円谷プロ制作のTV番組『帰ってきたウルトラマン』(TBS)で、前作までの高山良策に代わって、「開米プロ」で怪獣造形を担当。開米は事前に高山に業務引き継ぎの挨拶を行っている。以後、「ウルトラマン80」まで怪獣全般の造形を務めた。
同年、同じ円谷プロのTV番組『ミラーマン』(フジテレビ)の怪獣造形も担当。TVヒーロー番組の本格化したアトラクション興行時代に対応し、「怪獣の表皮にサラシを張り付けラテックスを塗る」という手法を考案、型崩れせず長持ちするぬいぐるみ作りを行う。
1972年(昭和47年)、東映制作のTV番組『人造人間キカイダー』(NET)のヒーロー「キカイダー」や「ダークロボット」など、等身大ヒーローキャラクターを担当。「変身ブーム」を支えた。
以後、映画・テレビ番組、アトラクションショーなど、多岐に渡り造形全般を担当し現在に至る。『アッコにおまかせ!』(TBSテレビ)の「アッコマークII」なども開米の仕事である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「開米栄三」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.