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金丸信 : ミニ英和和英辞書
金丸信[かねまる しん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きん]
  1. (n,n-suf) (1) gold 2. (2) gold general (shogi) (abbr) 
: [まる]
 【名詞】 1. (1) circle 2. (2) full (month) 3. (3) perfection 4. purity 5. (4) suffix for ship names 
: [まこと, しん]
  1. (adv,n) truth 2. faith 3. fidelity 4. sincerity 5. trust 6. confidence 7. reliance 8. devotion 

金丸信 : ウィキペディア日本語版
金丸信[かねまる しん]

金丸 信(かねまる しん、1914年9月17日 - 1996年3月28日)は、日本の政治家。
衆議院議員(12期)、防衛庁長官(第35代)、国土庁長官(第3代)、建設大臣(第34代)、副総理
自由民主党国会対策委員長自由民主党総務会長自由民主党幹事長自由民主党副総裁(第9代)などを歴任。  
== 来歴・人物 ==

=== 生い立ちから政治家への道 ===
1914年9月17日、山梨県中巨摩郡今諏訪村(旧白根町、現南アルプス市)に生まれる。父は金丸康三、母はとくで信は長男〔金丸家は子どもの名を『南総里見八犬伝』に因んだ命名を行っており、3番目に生まれた長男は「信」と名づけられた。なお、兄弟は、上から、禮(礼)・悌・信・仁・忠・智義と付けられている。〕。叔父には県会議長などを務めた小宮山清三がいる。金丸家は、酒造業を営み、多くの使用人を抱えている裕福な家柄。
西野小学校を卒業の後、旧制甲府中学校に入学するも素行不良により退学となり、父の友人が校長をしていた、旧制身延中学校(現・山梨県立身延高等学校)に入学したという〔旧制身延中では、父の友人が剣道の師範をしていたことから剣道をはじめるが、試合で頭を叩かれたことから剣道嫌いとなり、柔道に精進するようになったという。東京農大時代には「農大に金丸信あり」として知られ、日本代表の「柔道使節団」として2度満州に渡っている。〕
1933年東京農業大学農学部へ入学する。卒業論文は「桜桃栽培の進化」〔桜桃は山梨県の名産であるが、金丸の卒業論文は太平洋戦争による空襲で農大が被災した際に焼失している。〕
農大卒業後、旧制身延中学の恩師が校長を務めていた旧制韮崎中学校(現・山梨県立韮崎高等学校)で博物(生物学)の教諭となる。また、柔道を教えたり野球部の監督もした。
1938年徴兵により入営する〔柔道をしていたことから、体格がよく、自分のサイズに合う軍服がなかったという。 〕。軍隊では関東軍電信三連隊第二中隊に配属されて満州に渡った。しかし、間もなく風邪をこじらせて新京(現・長春)の病院に入院、内地送還となり兵役免除となった。
帰国後は茨城県久慈郡(現・茨城県常陸太田市)の姉夫婦のもとでしばらく静養をした後に実家に戻り、家業の造酒屋を継ぎ、山梨県酒造組合常務理事に就任している。
戦時下には造酒屋の企業整理命令(70軒ある造酒屋を半分に減らせとする内容)が下された際には、造酒屋を廃業し、同業者にも命令に従うよう促した。その後、溶接に使う酸素をつくる「日東工業」を設立したが、敗戦とともに事業をたたんでいる。1941年には大政翼賛会山梨県支部の発足に伴い翼賛壮年団が結成されると翼壮団郡世話人として活躍し、翼壮団長で戦後には山梨中央銀行頭取として県政財界に影響力を持っていた名取忠彦の知遇を得ている〔翼賛壮年団については雨宮昭一「翼賛壮年団の結成」『山梨県史』通史編6近現代2〕。
戦後には家業の酒造業において焼酎を造る「中央発酵化学工業」を設立して成功をおさめる。また、戦前から知遇を得ていた名取忠彦に地場産業振興のためにと勧められ、撤退予定だった会社のワイン工場を買収、このワイン事業でも大きな成功をおさめる〔金丸のワイン工場には昭和天皇香淳皇后の工場視察を迎えている。なお、このワイン工場は現在のサントネージュワインの工場となっている。〕。
造酒屋時代、税務署の「造酒屋は、酒を密造し、税をごまかしている」という態度に怒りを覚え、政治の道を志したという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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