翻訳と辞書
Words near each other
・ 観光団
・ 観光団体専用列車
・ 観光圏
・ 観光地
・ 観光地の一覧
・ 観光地一覧
・ 観光地図
・ 観光地理学
・ 観光基本法
・ 観光大使
観光学
・ 観光学研究科
・ 観光学科
・ 観光学者
・ 観光学部
・ 観光客
・ 観光局
・ 観光局 (タイ)
・ 観光庁
・ 観光庁 ウォーカーズインフォメーション研究所


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

観光学 : ミニ英和和英辞書
観光学[かんこうがく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かん]
  1. (n,n-suf) look 2. appearance 3. spectacle 
観光 : [かんこう]
  1. (n,vs) sightseeing 
: [ひかり]
 【名詞】 1. light 
光学 : [こうがく]
 【名詞】 1. optics 
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 

観光学 : ウィキペディア日本語版
観光学[かんこうがく]
観光学(かんこうがく)とは、観光に関する諸事象研究する学際学問である。ただし、学問としてまだ日本では体系化されていない、という研究者もあり、観光論、観光研究、ツーリズム研究と称される場合も多い。さらには、観光と観光以外を科学的に区分することの意味合いが薄れてきており、外形的にとらまえられる人の動きを中心に人を移動させる脳の働きに着目した人流学を提唱する研究者も登場している。
== 概要 ==
経済の発達に伴い、「楽しみのための旅行」が、広く普及し、マス・ツーリズムの時代が到来した。これに伴い、「いかにしてより満足できる観光が実現するか」「いかにして自然環境保護ができるか」というような問いが立てられるようになった。観光学は、地域経済の振興、発展、環境保全など解決していくためにある。しかし、日本においては必ずしも学問として体系立てられているものではなく、観光「学」と呼べない、という意見もある。欧米など諸外国ではきちんと「学」として成立しておりTourism study, Tourism researchと呼ばれているとする説もあるようであるが、日本で成立しないものが諸外国で成立するとすると考える説には疑問がある。
出てくる問いが多彩であるため、社会学経済学経営学歴史学統計学地理学人類学心理学都市計画学などあらゆる既存の学問分野を使って観光という現象を分析していくのが、観光に関する学問であり、そのため必然的に学際的である。観光学、という単一の学問ではないといわれる所以である。欧米では古くから経済学経営学、地理学を中心として観光についての研究がなされてきたが、日本では地理学や社会学、文化人類学などにおいて観光の研究している学者がいる。この点については、学際的であることは観光を対象とする学問に特有のことではなく、例えば「環境学」「水学」は物理学、化学、経済学等複数の分野が研究対象としている。その場合に研究対象となる「環境」「水」に関する共通認識ができているが、「観光」については内外を問わずその共通認識ができていないのが現状である。
日本では、1963年に東洋大学短期大学部観光学科(現在は東洋大学国際地域学部国際観光学科へ改組)が観光学科を設置したのが始まりであり(4年制大学では1967年に立教大学社会学部観光学科を設置、1998年に日本初の観光学部として改組)、現在ではいくつかの大学に観光学部が設けられている。しかし観光学に関する学科が設置されているのはまだ少数である。また入学者減に悩む私立大学の起死回生策として近年に設置されたものも多い。しかし近年、国公立大学法人でも2007年に和歌山大学琉球大学で学科が設置され2008年に学部に昇格をした。2007年には国立大学法人大学院で初めて観光学の研究科である北海道大学大学院国際広報メディア観光学院(観光創造専攻)、また2008年に公立で首都大学東京大学院で観光科学研究科が設置された。今後の発展が期待される研究テーマである。
アメリカではコーネル大学ホテル経営学部、セントラルフロリダ大学ローゼン・ホスピタリテイ経営学部、イギリスのサリー大学、スイスのEcole Hoteliere de Lausanne、アジアにおいてはジェームズクック大学観光学部、香港理工大学等が観光学研究の代表格であり、ほかにも専門の学部を設けている大学が多数ある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「観光学」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.