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『西洋旅案内』(せいようたびあんない)は、福澤諭吉の著書のひとつ。1867年(慶応3年)初冬に発行された。上下2巻よりなる。西洋旅行のための実践的なガイドブックである。 == 成立 == 1867年(慶応3年)に福澤は軍艦引き取りのための通訳としてアメリカ合衆国に渡った。この時に上司に反抗的な態度を取ったため、帰国後に謹慎を言い渡された。その謹慎中に書き上げたのが『西洋旅案内』である〔『福沢諭吉選集〈第2巻〉』、岩波書店、1981年、ISBN 4-00-100672-3、251、267頁。〕。 福澤は『福翁自伝』で次のように述べている〔富田正文校訂 『新訂 福翁自伝』、岩波書店〈岩波文庫〉、1978年、ISBN 4-00-331022-5 の「再度米国行」の章にある「謹慎を命ぜらる」(170頁)を参照。〕。 私は幕府の外務省に出て翻訳をしていたのであるが、外国奉行からめられた。「ドウも貴様はアメリカ行の御用中不都合があるから引っ込んで謹慎せよ」と言う。幕府の引っ込めというのは誠に楽なもので、外に出るのは一向構わぬ。ただ役所に出さえしなければしいのであるから、一身のためにはともない。却って暇になっていくらいのことだから、命令の通り直ぐ引っ込んで、その時に西洋旅案内という本を書いていました。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「西洋旅案内」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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