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複合ヘリコプター : ミニ英和和英辞書
複合ヘリコプター[ふくごうへりこぷたー]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふく]
  1. (n,pref) double 2. compound 
複合 : [ふくごう]
  1. (n,vs) composite 2. complex 
: [ごう]
 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m) 
ヘリコプター : [へりこぷたー]
 【名詞】 1. helicopter 2. (n) helicopter
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

複合ヘリコプター : ウィキペディア日本語版
複合ヘリコプター[ふくごうへりこぷたー]

複合ヘリコプター(ふくごうヘリコプター、コンパウンド・ヘリコプター、compound helicopter)は回転翼機の分類の1つである。垂直離着陸機であり、回転翼の揚力によって自重を支えることで垂直離着陸やホバリングを行い〔、他の推進力で水平飛行を行なう。ジャイロダイン(Gyrodyne)もこの分類に含まれる。
== 歴史 ==
1930年代には、イギリスで検討が開始されている。1947年には試作されたフェアリー FB-1 ジャイロダイン (Fairey FB-1 Gyrodyne) が初飛行に至った。これは、メインローターのほか、水平飛行用に推進用プロペラを胴体横に備えていた。1950年代にはフェアリー ジェット・ジャイロダインも試作されたが、実用化には至らなかった。
1960年代にはヘリコプター高速化の手法として、開発が行われ、アメリカ合衆国ではAH-56 シャイアンパイアセッキ 16Hが試作された。これらは機体末尾に推進用プロペラを装備し、機体下部に主翼を装備していた。また、大型ヘリコプターのヘリコプターの推進手段としても検討され、イギリスフェアリー ロートダイン(Fairey Rotodyne) やソ連のKa-22が開発された。これらは機体中央上部に主翼があり、そこに推進用プロペラを装備、機体後部には水平・垂直尾翼を有していた。しかし、これらの機体は技術・コスト問題などにより実用化はなされなかった。
このように一度は廃れた複合ヘリコプターであったが、2000年代に入るとヘリコプターの速度向上が頭打ちになり、それを打破するために再び複合ヘリコプターが着目を浴びている。アメリカ合衆国ではYSH-60Fを改造したX-49を飛行させており、またシコルスキー X2も製造された。これらは技術研究目的であり量産計画はない。また、X-49の目標速度は時速360Kmであるが原型機SH-60の最高速度はすでに時速333Kmに達しており、純粋に高速性能のみを追求した実験機であるX2の達成速度(ただし非公式)も時速460Kmにとどまり、技術・コスト問題に見合うだけの速度向上が得られるかどうかは未知数である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「複合ヘリコプター」の詳細全文を読む




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