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苦力 : ミニ英和和英辞書
苦力[くうりい]
(n) coolie
===========================
: [く]
 【名詞】 1. (1) pain 2. anguish 3. (2) distress
苦力 : [くーりー, くうりい]
 (n) coolie
: [ちから, りょく]
  1. (n-suf) strength 2. power 
苦力 : ウィキペディア日本語版
苦力[くーりー, くうりい]

苦力(クーリー)とは、19世紀から20世紀初頭にかけての、中国人インド人を中心とするアジア外国人移民の、手に職を持たない単純労働者である。
主に大英帝国植民地、旧植民地であるアメリカ合衆国カナダオーストラリアニュージーランドペルー南アフリカ共和国スリランカマレーシアハワイフィジーモーリシャスレユニオン島西インド諸島香港シンガポール等で低賃金で過酷な労働を強いられた。
==歴史==
奴隷制度が廃止された後、ヨーロッパ諸国の多くの植民地やアメリカで労働力が不足した。イギリスの植民地であったインド亜大陸の貧民層や、アヘン戦争後には、広東福建両省を中心に、汕頭市アモイマカオなどから労働力としてのクーリーが世界各地に送られた。当初はインド人労働者を指した呼び名であったが、後に中国人労働者に「苦力」という漢字をあてた。
アメリカには大陸横断鉄道建設の労働者などとして使われ、中国からカリフォルニアに10万人以上が送られた。オーストラリアやマレーシア、マダガスカルなどにも、各々10万人程度が移住したとされる。
正式な海外渡航は北京条約締結以後になるが、それまでにも事実上、中国からの苦力輸出は行われていた。その背景には中国での人口増加、太平天国以後の動乱があると考えられている。
苦力は劣悪な環境で扱われたため、航海中や作業中に死亡することが多く、現地でも最下層の生活を送った。
また日中戦争時には満州や日本の占領地でも苦力が使役されたが、共産中国が成立すると事実上鎖国政策が採られ、苦力貿易は終結した。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「苦力」の詳細全文を読む




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