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若草物語 : ミニ英和和英辞書
若草物語[わかくさものがたり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

若草 : [わかくさ]
 【名詞】 1. green grass 2. young (fresh) grass
: [くさ]
 【名詞】 1. grass 
草物 : [くさもの]
 (n) short plants for flower arrangements
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 
物語 : [ものがたり]
  1. (n,vs) tale 2. story 3. legend 
: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 

若草物語 : ウィキペディア日本語版
若草物語[わかくさものがたり]

若草物語』、(わかくさものがたり、)は、1868年ルイーザ・メイ・オルコット(''Louisa May Alcott'',1832年11月29日 - 1888年3月6日)によって書かれた自伝的小説である。19世紀後半のアメリカを舞台に、ピューリタンであるマーチ家の四人姉妹を描いた物語である。続篇として『続 若草物語』(''Little Women Married, or Good Wives'')、『第三若草物語』(''Little Men'')、『第四若草物語』(''Jo's Boys'')があり、姉妹の成人・結婚やその後の生活が描かれている。
原題となっている「リトル・ウィメン」とは著者の父親が実際に娘たちを呼称するのに用いた言葉で、単なる幼い少女ではなく一人の立派な女性であるという意味合いで用いられていた。第1作と続編においては、聖書や『天路歴程』が姉妹たちの導きの書であり、これに関する記述が多々見られる。一家の行うフィランソロピー(慈善活動)もそれらの影響を受けているものと考えられる。
第三若草物語での、「ベア学園」のモデルは著者の父親が開いた学校である。個性ある子供たちの活き活きとした生活や自己の欠点との闘い、また特に当時としては珍しいといえる障害児健常児の統合教育も描かれるが、現代の人間の視点からはやや差別的と取れる箇所もみうけられる。
各国で映画演劇に加え漫画アニメとして愛されており、特に1933年・1949年のMGM映画は良く知られている。日本では吉田勝江の訳によって広く知られた。
1906年(明治39)年に、北田秋圃が『小婦人』〔中国語訳も同名。〕(しょうふじん)と訳している。

==あらすじ==
; 若草物語
: 時は南北戦争時代、父が黒人奴隷解放のため北軍の従軍牧師として出征し女ばかりとなりながらも、慎ましく暮らす一家の約1年を描く。父の無事と帰還を祈り、優しく堅実な母親に見守られ、時に導かれ、マーチ家の四人姉妹メグ、ジョー、ベス、エイミーは裕福ではなくとも明るく仲睦まじく暮らしている(もっとも、これはこの家族の豊かな時代に比して慎ましいのであって、実際には中流階級の家庭である)。家庭に起こる楽しい出来事や悩み、事件、そして大きな試練が姉妹達を少女から「リトル・ウィメン」へと成長させる。
; 続 若草物語 
: 長女メグの結婚に始まり、ジョーの結婚に至るまでにそれぞれの姉妹が出会う出来事が群像的に描かれる。
: メグは小さな苦難を夫・ジョンと共に乗り越え、双子をもうける。元来の頑固な性格のため海外旅行に行き損ねたジョーは、その他の理由もあってニューヨークに作家修業に出る。ベスは闘病中ながらも温かく家族に尽くす生活をつづけ、淑女として成長したエイミーは持前の社交上手とたおやかな性格からマーチおばに気に入られ海外旅行に同行する。ジョーは闘病中のベスを熱心に看病し、その最期を看取ることになる。その過程の中で、ジョーはそれまで抱いてきた野心よりも、家族のために尽す誠実な努力こそが自らのためになるのだということをベスを通して知る。また、ベスの喪失を経たジョーは、悲嘆にくれるもののその人間性は深みを増し、それまでに書いた大衆小説よりも真に迫る小品を書き、それは各方面から評価されることになる。
; 第三若草物語 
: ジョーがマーチおばから遺贈されたプラムフィールドでベア教授と開いた「ベア学園」での子供たちの生活により重点を置いた内容になっている。よって、第2作に較べるとマーチ家については描かれず、エイミーや姉妹の父母に関しては台詞が殆どなく、毛色の異なる作品となっている。
: この作品においては主人公は、タイトル(小さな男の子)からも分かるように、ナットやダンを中心としたプラムフィールドの少年少女たちが主人公である。
; 第四若草物語 
: 先述の「ベア学園」が老ローレンス氏の遺贈によって大学へと変わっており、この時点でジョー達姉妹の支えであった賢母が亡くなっている。『第三若草物語』において成長過程にあった子供たちはほぼ成人しており、それぞれの進路を歩む。
: この作品ではジョーはもちろんエイミー、ローリー、メグたちも重要な役を演じ、台詞も多い。子供たちとしてはジョーの二男であるやんちゃなテッド(テディ)と、メグの二女である活発なジョーズィ、エイミーの娘のベスがその中心となり、また、第1作からの悲願であったジョーの大小説家になるという野望は、この作品で2人の大きな男の子たちの母となったジョーが叶えることになる(その代りに自由を失い、その細かい描写もややコミカルに描かれる)。当時のアメリカで問題となっていた婦人参政権の問題などが作中で語られるのも特徴となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「若草物語」の詳細全文を読む




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