翻訳と辞書
Words near each other
・ 臨濟録
・ 臨猗
・ 臨猗県
・ 臨獣殿
・ 臨界
・ 臨界pH
・ 臨界、分離、危険(的)
・ 臨界サイズ
・ 臨界ブラックホール
・ 臨界ミセル濃度
臨界レイノルズ数
・ 臨界事故
・ 臨界値
・ 臨界共溶温度
・ 臨界前核実験
・ 臨界圧
・ 臨界夜長
・ 臨界安全
・ 臨界帯域
・ 臨界幻想


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

臨界レイノルズ数 : ミニ英和和英辞書
臨界レイノルズ数[りんかい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

臨界 : [りんかい]
 【名詞】 1. critical (pressure, temperature, state, point) 
: [すう, かず]
  1. (n,n-suf) number 2. figure 

臨界レイノルズ数 ( リダイレクト:レイノルズ数 ) : ウィキペディア日本語版
レイノルズ数[れいのるずすう]

レイノルズ数(、''Re'')は流体力学において慣性力粘性力との比で定義される無次元数である。流れの中でのこれら2つの力の相対的な重要性を定量している。
概念は1851年にジョージ・ガブリエル・ストークスにより紹介されたが〔、レイノルズ数はオズボーン・レイノルズ (1842–1912) の名にちなんで名づけられており、1883年にその利用法について普及させた〔〔。
流体力学上の問題について次元解析を行う場合にはレイノルズ数は便利であり、異なる実験ケース間での力学的相似性を評価するのに利用される。
また、レイノルズ数は層流乱流のように異なる流れ領域を特徴づけるためにも利用される。層流については、低いレイノルズ数において発生し、そこでは粘性力が支配的であり、滑らかで安定した流れが特徴である。乱流については、高いレイノルズ数において発生し、そこでは慣性力が支配的であり、無秩序なや不安定な流れが特徴である。
実際には、レイノルズ数の一致のみで流れの相似性を保証するには十分ではない。流体流れは一般的には無秩序であり、形や表面の粗さの非常に小さな変化が異なる流れをもたらすことがある。しかしながら、レイノルズ数は非常に重要な指標であり、世界中で広く使われている。
==定義==
レイノルズ数''Re'' は表面に向かう相対運動の中の流れを有する様々な状況として定義される〔レイノルズ数の定義はレイノルズ方程式や潤滑方程式と混同しないように注意が必要。〕。これらの定義は一般的に密度や粘性、及び速度や特性長さ、もしくは特性寸法等の流体特性を含む。この特性長さは慣習によって決められており、例えば、半径や直径は球や円に対して等しく有効であるが、どちらか1つが慣習的に選ばれている。飛行機や船舶については、縦の長さもしくは幅が特性長さとして利用される。配管内の流れや流れの中の球の運動については、内径が今日一般的に利用されている。長方形配管や球体以外の丸みを帯びた物体のような他の形状については定義されている等価直径を用いる。圧縮性気体や非ニュートン流体のような、粘性や密度が一定ではない流体については、特別な規則が適用される。速度についてもある環境、特に攪拌槽では慣習により定義される。
: Re = =
* : 物体の流れに対する相対的な平均速度 (国際単位系: m/s)
* : 特性長さ(流体の流れた距離など) (m)
* : 流体の粘性係数 (Pa·s 、 N·s/m² 、 kg/(m·s))
* 動粘性係数 (ν = μ/ρ) (m²/s)
* \, : 流体の密度 (kg/m³)
このレイノルズ数の定義式を変形すると、
: Re = \frac
となる。これは慣性力(分子)と粘性力(分母)の比と読みかえることができる〔。さらには全体の運動量輸送と分子の運動量輸送の比としても考慮することができる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「レイノルズ数」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Reynolds number 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.