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緩速ろ過 : ミニ英和和英辞書
緩速ろ過[ろか]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

ろ過 : [ろか]
  1. (n,vs) filtration 2. filtering 3. percolation

緩速ろ過 ( リダイレクト:緩速濾過 ) : ウィキペディア日本語版
緩速濾過[かんそくろか]
緩速濾過(かんそくろか、英語 Slow sand filter)は、水質浄化の手法の1つであり、1829年に英国のJames Simpsonが開発した砂濾過法で、その後ヨーロッパで普及し、やがて世界的に採用されるようになった〔"濾過の基本:緩速濾過と急速濾過" 〕。一般に1〜2メートルの深さで、断面は長方形または円形であり、主として地表水の処理に用いられる。タンクの長さと幅は要求される濾過装置の流速によって決まり、流速は一般的に1時間に0.1〜0.2メートル程度である。通常は開発途上国で好んで採用される技術であるが、先進国でも、たとえばイギリスのロンドンで採用されている。
== 特徴 ==
緩速濾過には以下のような特徴がある。
# 急速濾過と比べると広い設置面積が必要とされるが、薬品処理などの付属設備は不必要となり、小規模な浄水施設で有利となる。
# 水質浄化のために生物の浄化能力を使う。
# 水圧をかけない。
# 化学薬品や電気を必要としない。
# 濁度が小さい水に対して有効である。水温が高い夏や原水の濁度が高い条件下では、濾過材の目詰まりが起こりやすくなるため、前処理をすることが好ましい。
# 急速濾過では必要とされる水を即時に供給するが、緩速濾過では水の供給速度が遅いため、通常は貯留タンクに水を貯えて水需要のピークに備える。濾過材の中の生物処理のために、このように低流速を保つことが必要とされる〔United States Environmental Protection Agency (EPA)(1990). Cincinnati, OH. "Technologies for Upgrading Existing or Designing New Drinking Water Treatment Facilities." Document no. EPA/625/4-89/023.〕 。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「緩速濾過」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Slow sand filter 」があります。




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