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第3606船団 : ミニ英和和英辞書
第3606船団[だい3606せんだん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [だい]
 (n,pref) ordinal
: [ふね]
 【名詞】 1. ship 2. boat 3. watercraft 4. shipping 5. vessel 6. steamship 
船団 : [せんだん]
 (n) (naval) fleet
: [だん]
 【名詞】 1. body 2. group 3. party 4. company 5. troupe

第3606船団 : ウィキペディア日本語版
第3606船団[だい3606せんだん]

第3606船団(だい3606せんだん)は、太平洋戦争中の1944年6月6日館山湾からサイパン島へ出発した日本の護送船団である。途中でアメリカ海軍潜水艦の攻撃を受けたうえ、サイパン島上陸の事前空襲が始まったため運航中止となり引き返した。本船団の失敗を最後に、日本軍のマリアナ諸島への補給線は途絶してしまった。
なお、命名方式の関係で同名の船団が別年度にも運航されている可能性があるが、ここでは1944年の船団を解説する。
== 背景 ==
1944年(昭和19年)3月から日本軍は絶対国防圏であるマリアナ諸島の防備強化を急ピッチで進めていた。松輸送と呼ばれる大規模船団輸送が完了した後も、引き続き、軍需物資を積んだ護送船団が送り出されていた。
一方のアメリカ軍は、6月15日のサイパン島上陸開始を決定し着々と侵攻準備を行っていた。日本軍の補給線を遮断するため、多数の潜水艦が日本からマリアナ諸島周辺に展開し、通商破壊に従事した。松輸送の妨害には失敗したものの、その後の第3530船団などには大打撃を与え、補給線遮断を実現しつつあった。なお、アーネスト・キング海軍作戦部長は潜水艦部隊に対し、1944年4月から日本の駆逐艦を輸送船より上位で主力艦に次ぐ第2位の優先攻撃目標に指定していた。これは、日本海軍が艦隊行動に不可欠な駆逐艦の不足に苦しんでいるのに着目した戦術であった〔大井(2001年)、258-259頁。〕。
第3606船団は、こうした危険な状況下でサイパン島へ向かう船団として編成された。船団名は横須賀鎮守府担当地区の船団に用いられていた命名規則に基づくもので、千の位の3は東京・トラック間航路の下りを、下3桁の606は6月6日出航を意味する〔岩重(2011年)、71頁。〕。加入輸送船は7隻、護衛は横須賀鎮守府の戊直接護衛部隊に属する駆逐艦・水雷艇各1隻と海防艦3隻、駆潜艇・特設掃海艇各2隻の計9隻であった。駆逐艦の松風将旗を掲げた第3護衛船団司令官門前鼎少将が指揮を執り、檜野武良少佐が臨時参謀として配属された〔。危険度の高さから、周辺の基地所属部隊にもできる限りの護衛協力が命じられていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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