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竹内啓一 : ミニ英和和英辞書
竹内啓一[たけうち けいいち]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たけ]
 【名詞】 1. bamboo 2. middle (of a three-tier ranking system) 
: [うち]
 【名詞】 1. inside 
: [いち]
  1. (num) one 

竹内啓一 : ウィキペディア日本語版
竹内啓一[たけうち けいいち]
竹内 啓一(たけうち けいいち、1932年12月7日 - 2005年6月25日)は、日本の地理学者一橋大学名誉教授理学博士。元駒澤大学教授。専門は人文地理学、社会経済地理学。おもな研究テーマは地中海地域研究、地理思想史。
== 経歴 ==

* 神奈川県高座郡茅ヶ崎町(現・茅ヶ崎市)生まれ。地元の国民学校を終えたあと、父の仕事の関係で一時石川県小松市に移り、旧制中学から新制高校への移行期を小松で迎えたが、高校の途中で茅ヶ崎に戻り、神奈川県立湘南高等学校を卒業した〔。
* 1951年東京大学理科二類に入学。当初は医学に関心をもつ〔も、理学部地理学科に進学し、人文地理学を学ぶ。ソ連への関心から、文献を読むために本格的に露語を学び始める〔。1956年に卒業し、大学院に進学。当時の指導教官は小堀巌であった。学部在学時に中学校一級(現中学校1種免許状)、高等学校二級(高等学校1級免許状)の教育職員免許状を取得しており修士課程在学中に東京都立豊多摩高等学校で時間講師を行った〔。留学が困難だったソ連への渡航を断念し、イタリア留学を目指して伊語を学び始める。修士論文のテーマはソ連の乾燥地域地誌であった〔。
* 1959年に修士課程を修了し、博士課程に進学。イタリア政府給費留学生として、半年後にイタリアに渡り、ミラノ大学文学部に学ぶ〔。当初予定された一年足らずの留学期間が終わった後も現地に留まりイタリア中亜極東研究所勤務を経て、1962年、当時の財団法人国際文化振興会(後の国際交流基金)に現地採用となる〔。これはローマ日本文化会館の立ち上げの時期に当たっていた。
* 1964年国際地理学会議ロンドン大会で、石田龍次郎から一橋大学への就職を打診される〔。その後、1965年までローマ日本文化会館に勤務し、帰国。
* 1966年一橋大学社会学部専任講師に着任。 1967年助教授、 1974年教授と昇進し、 1983年 - 1985年には社会学部長も務めた〔。
* 1973年中村喜和渡辺金一とともに一橋大学地中海研究会を創設〔大月康弘「国立桜の歩道にて」 竹内啓一先生追悼集〕。
* 1988年から3年間、外務省出向し、在イタリア日本大使館文化担当公使としてローマ日本文化会館館長を務める〔。1991年に一橋大学に復職し、1994年に一橋大学を定年退職。同年、駒澤大学文学部に移り、こちらも2003年の定年まで務めた〔。
* 学界では、豊富な語学力を活かして海外、特にヨーロッパの研究潮流を、多数の書評や翻訳などを通して日本に紹介するとともに、日本の地理学の歴史や研究動向を海外に紹介し続けた。客員として海外の大学で教育や研究にあたることも多く(アイルランド国立大学ゴールウェイ校ボッコーニ商科大学インドネシア大学パリ第7大学東北師範大学シェフィールド大学)、現地調査や研究集会のために海外へ出かける機会も多かった。
* 学会の役職としては、大学紛争期のまっただ中であった時期(1969年 - 1971年)に経済地理学会の実務上の責任者である代表幹事を務めるなど、実務面での手腕も優れ〔竹内啓一先生追悼集 矢田俊文 130頁〕、特に、駒澤大学へ移ってからは、日本地理学会会長(1994年 - 1996年)、経済地理学会会長(1994年 - 2000年)、日本島嶼学会会長(2002年 - 2005年逝去まで)などの要職を歴任した。
* 中等教育との関係では、岩波ジュニア新書の『世界各国地理』を執筆したほか、1972年以降、中等教育における地理教科書の編集に長く関わり、日本書籍の中学社会科教科書の地理分野の執筆には2003年まで、教育出版の高等学校地理教科書の編集には死去するまでたずさわっていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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