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童子教 : ミニ英和和英辞書
童子教[どうじきょう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [わらべ]
 【名詞】 1. child 
童子 : [どうじ]
 【名詞】 1. boy 2. kid 3. child
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)

童子教 : ウィキペディア日本語版
童子教[どうじきょう]
童子教(どうじきょう)は、鎌倉時代から明治の中頃まで使われた日本の初等教育用の教訓書。成立は鎌倉中期以前とされるが〔- 1996 〕、現存する最古のものは1377年の書写である〔kotobank〕。著者は不明であるが、平安前期の天台宗の僧侶安然(あんねん)の作とする説がある〔斎藤〕。7歳から15歳向けに書かれたもので〔酒井憲二、調布日本文化 9, 六五-八三, 1999-03-25、田園調布学園大学〕、子供が身に付けるべき基本的な素養や、仏教的、儒教的な教えが盛り込まれている。江戸時代には寺子屋の教科書としてよく使われた〔。女子向けの「女童子教」など、「○○童子教」といったさまざまな対象に向けた類書も書かれた。
==内容==
〔斎藤〕初めの部分である。
白文
*夫貴人前居 顕露不得立 
*遭道路跪過 有召事敬承
*両手當胸向 慎不顧左右
*不問者不答 有仰者謹聞
*三寶盡三禮 神明致再拝
*人間成一禮 師君可頂戴
*過墓時即慎 過社時即下
*向堂塔之前 不可行不浄
*向聖教之上 不可致無禮

読み方
*それ貴人の前に居ては 顕露(けんろ)に立つことを得ず
*道路に遭うてはひざまづいて過ぎよ 召すことあらば、敬ってうけたまわれ
*両の手を胸にあてて向え 慎んで左右を顧みず
*問わずんば答えず 仰せあらば謹んで聞け
*三宝には三度礼を尽くせ、神明には再拝を致せ
*人間には一礼を成せ、師君には頂戴すべし 
*墓を過ぎるときは即ち慎め やしろを過ぐる時は即ちおりよ
*堂塔の前をむかって、不浄を行うべからず
*しょうぎょうの上に向って、無礼をいたすべからず

説明
*偉い人の前に出たときは目立とうとしてはいけない。
*道で会った時は跪いて通り過ぎるのを待ちなさい。用事をもうしつけられたら、敬意をもって聞きなさい。
*昔は心は胸にあると考えられていた。慎み深い態度を保ち、左右をキョロキョロみてはいけません。
*質問されなければ、答える必要はありません。何かおっしゃられる時は恭しく聞きなさい。
*仏法の三宝(仏、法、僧)に対しては3度礼をして敬意をしめしなさい。神社では2度の礼をしなさい。
*知り合いにあったら1度頭をさげなさい。師や偉い人には敬意をこめてお辞儀をしなさい。
*お墓の前を通り過ぎる時は、慎ましくしなさい。神社の前を通り過ぎる時は乗り物からおりなさい。
*お寺の堂塔の前では不謹慎なふるまいをしてはいけません。
*尊い教えが説かれている時は、静かに耳を傾けなさい。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「童子教」の詳細全文を読む




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