翻訳と辞書
Words near each other
・ 神田もも
・ 神田ろ山
・ 神田エミ
・ 神田カルチェ・ラタン闘争
・ 神田パーキングエリア
・ 神田ユウ
・ 神田一ツ橋
・ 神田一橋中
・ 神田一橋中学校
・ 神田三崎町
神田上水
・ 神田下水
・ 神田中学校
・ 神田乃武
・ 神田久右衛門町
・ 神田久太郎
・ 神田事件
・ 神田事件 (ホーリネス)
・ 神田事件 (将棋)
・ 神田京子


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

神田上水 : ミニ英和和英辞書
神田上水[かんだじょうすい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かみ]
 【名詞】 1. god 
: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [じょう]
 (n,pref,suf) 1. first volume 2. superior quality 3. governmental 4. imperial 5. top 6. best 7. high class 8. going up 9. presenting 10. showing 1 1. aboard a ship or vehicle 12. from the standpoint of 13. as a matter of (fact) 13. superior
上水 : [じょうすい]
 【名詞】1. water supply 2. tap water, service water

神田上水 : ウィキペディア日本語版
神田上水[かんだじょうすい]
Infobox 用水路
|名称 = 神田上水
|画像 = 350px
延長 = 約63

==小石川上水==
神田上水は1590年天正18年)に徳川家康の命を受けた、大久保藤五郎(忠行、? - 1617年)によって開かれた。しかし、大久保藤五郎が最初に見立てた上水は小石川上水で、この上水道がその後発展・拡張したのが神田上水といわれている。
大久保藤五郎はこの功により家康より「主水」の名と「山越」と称される名馬を賜った。また、主水の名については、家康から水が濁ってはならないから、「モンド」ではなく「モント」と唱えるよう命じられた。
小石川上水の詳細は不明で、その流路及び規模に関しても定かではない。『東京市史稿 水道篇第一』には小石川上水(小石川水)が後の神田上水に拡張発展したと記している〔『東京市史稿 水道篇第一』 P43〕。小石川上水の開設について詳しく記述されている文献は『校註天正日記』〔『東京市史稿 水道篇第一』 P19~P21〕である。

しかし、『校註天正日記』は偽書であるといわれており、信憑性に欠けるところがある〔『東京市史稿 水道篇第一』 P44~P45に『校註天正日記』は信濃国高遠藩内藤家が所蔵していた旧本を、栗原信充が影写し、小宮山綏介が校註を施したとされている。しかし、以前から偽書であるといわれていたので『東京市史稿 水道篇第一』の編者が内藤家及び栗原信充の子孫を尋ねたところ影写本の所在は判明しなかった。同書では『校註天正日記』はたとえ偽書であったとしても、全く信用できないとはいえず、何らかの根拠があるものとしている。〕。しかも、家康が江戸入りしたのは1590年8月であり、同年10月に上水が開設したとなればあまりにも手際が良すぎる感も否めない。
『校註天正日記』の他にも『御用達町人由緒』、『武徳編年集成』、『新編武蔵風土記稿』〔『東京市史稿 水道篇第一』 P47~P48〕にも大久保藤五郎が天正18年に上水を開設したことが記されている。



このように信用性が問われている『校註天正日記』の他にも天正18年に上水開設を促す史料がある(『武徳編年集成』及び『新編武蔵風土記稿』にみえる多摩川の水を小石川に流すということは誤りである。)。しかし、これらの史料によって天正18年説が断定されたとは言い切れず、慶長年間に上水が開設されたと記す史料も幾多ある。

上記の二つの文献には慶長年間に上水が開設したと記述されている。
しかし、『東京市史稿 水道篇第一』にはこの記述を上水の開設とはせず、(小石川)上水を増設したと解釈している。これに従って、この史料(特に『慶長見聞集』)は慶長年間には既に上水があったことを証明している記述と思われることが多い。
だが、天正18年開設説を否定し、家康が大久保藤五郎に上水について意見を述べるよう命じたに過ぎないとし、『慶長見聞集』の記述に沿って、慶長の頃まで江戸には水道はなかったという説も存在する〔伊藤好一 『江戸上水道の歴史』 P22~P26〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「神田上水」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.