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硝子の葦 : ミニ英和和英辞書
硝子の葦[がらすのあし]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

硝子 : [がらす]
 【名詞】 1. glass 2. pane
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)
: [よし]
 【名詞】 1. reed 2. bulrush

硝子の葦 : ウィキペディア日本語版
硝子の葦[がらすのあし]

硝子の葦』(がらすのあし)は、桜木紫乃による 小説ラブホテルを経営する40歳近く歳の離れた母の愛人だった男と結婚した女の平穏だが色彩に乏しい日常生活が、夫の交通事故をきっかけに大きく崩れ始める。
== ストーリー ==
釧路湿原を臨むラブホテル「ホテルローヤル」を経営する幸田喜一郎は40歳近く歳の離れた節子と三度目の結婚。その節子は、喜一郎の庇護のもと、一見、淡々と暮らしてきた。しかし、実は喜一郎は母・律子の元愛人。節子はホテルの顧問税理士・澤木と不倫関係を続けているなど、節子の周囲の人間関係は複雑だ。
ある日、節子が澤木と情事にふけっていた時間、喜一郎が海岸沿いの道路で事故を起こし意識不明の重体となった。なぜ、喜一郎がその方向へ車を走らせたのか。節子の頭の中にある考えがひらめく。まさか、律子のところへ行ったのではないか。やがて病院にやってきた律子に罵倒された節子は、送っていった律子の家の中で、過去虐待を受けてきたことへの憎しみや色々と押し込めてきた思いを爆発させ、ついに律子を手にかけてしまう。
節子の属する短歌会で、いつもは節子の歌に批判的なグループに属する佐野倫子が、なぜか、その日の披講会で節子の味方をする。倫子とまゆみは佐野渉という裕福な実業家の家族で、幸せな家庭生活を送っているようだが、実は、渉は借金に悩み、家族へのDVを繰り返していた。倫子は節子に助けを求めていたのだ。最初は無視しようとしていた節子。しかし、強引にまゆみを預からされ、まゆみの体の傷を見た時に考えを変えた。そして、喜一郎の前妻の娘で、節子の義理の娘でもある梢のもとにまゆみを連れていく。梢は大麻を吸うような乱れた生活を送っており、節子に反発してきていたが、心根は優しく、やがてまゆみをかわいがり始めた。けれどもまゆみはいなくなってしまう。
節子は、倫子とまゆみを渉から解放しようと、佐野家に乗り込む。そして、倫子にメッセージを添えて睡眠薬を渡した。あとはその意味に気づいて倫子が渉の飲むコーヒーにそれを入れるかどうか。緊張しながら時をすごしていた節子の前で渉は倒れた。節子と倫子は渉を浴槽に沈め自殺を偽装する。
完全犯罪を成し遂げたつもりの節子だったが、刑事・都築だけはその行動を不審に感じていた。都築は澤木の元を訪れ探りを入れ始める。澤木は節子を問いただすが、節子は何も答えず澤木に別れを告げた。今更ながら節子と喜一郎の結婚を受け入れたことを後悔する澤木。しかし、節子は母の経営していたスナックで爆発とともに姿を消してしまった。そして数か月後、澤木のもとに一通の手紙が届く。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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