翻訳と辞書
Words near each other
・ 白髪山古墳
・ 白髪岳
・ 白髪染め
・ 白髪混じり
・ 白髪白山神社
・ 白髪白山神社 (飯能市)
・ 白髪神社
・ 白髪良一
・ 白髪部
・ 白髪頭
白髪鬼
・ 白髪鬼 (曖昧さ回避)
・ 白髪魔女伝
・ 白髪魔女傳
・ 白髭の滝
・ 白髭トンネル
・ 白髭橋
・ 白髭神社
・ 白髭神社 (宇都宮市)
・ 白髭神社 (小山市)


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

白髪鬼 : ミニ英和和英辞書
白髪鬼[はくはつき]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [しろ]
 【名詞】 1. white 
白髪 : [はくはつ, しらが]
 【名詞】 1. white or grey hair (gray) 2. trendy hair bleaching 
: [かみ]
 【名詞】 1. hair 
: [おに]
 【名詞】 1. ogre 2. demon 3. it (i.e. in a game of tag) 

白髪鬼 : ウィキペディア日本語版
白髪鬼[はくはつき]

白髪鬼』(はくはつき)は、マリー・コレリの小説『ヴェンデッタ』を基にした黒岩涙香の翻案小説、およびそれを江戸川乱歩が更に翻案した小説。殺害された後、埋葬された墓の中で蘇生し、恐怖のために白髪と化した一人の男の復讐譚である。
== 概要 ==
マリー・コレリ(Marie Corelli, 1855年 - 1924年)はイギリスの作家で、22歳の時の処女作以来、数十冊の著作は当時どれも大ベストセラーとなり、凄惨小説の最高作家としてイギリス大衆文壇の女王であった。『ヴェンデッタ(復讐)』(', 1886年)は22歳の時に書いた2作目の作品である。
本国での発表から間もなく、黒岩涙香がこれを『白髪鬼』の題名で翻案した。1893年明治26年)に「萬朝報」で、大好評のうちに終了した『鉄仮面』の翌日から連載された(6月23日 - 12月29日)。まず、「死して蘇生した男がイタリアに居ると知り、その自伝を入手したので明日から連載する」との予告を掲載している。物語は、白髪鬼となった男の手記実伝として書かれ、前作『鉄仮面』をも上回る大人気を博した。
江戸川乱歩版は1931年昭和6年)、黒岩涙香の翻案を同題名のまま更に翻案した長編小説である。雑誌「富士」に掲載された。乱歩は自身の説明で、涙香作品を更に翻案した理由として、昭和初期、一般読者には涙香の『白髪鬼』の文語体が既になじみ薄いものとなっていたこと、彼が少年の頃に耽読した涙香作品の中でも『白髪鬼』がいたく気に入っていたこと等を挙げている。再翻案に際し、乱歩はあらすじを変えるなど独自の改変をおこなっているが、涙香の遺族の承諾を得て作品名は同じにしている。戦前の春陽堂発行の文庫本には涙香版と乱歩版の二つがあり、乱歩版には『乱歩の白髪鬼』と付けられていた。, 1886年)は22歳の時に書いた2作目の作品である。
本国での発表から間もなく、黒岩涙香がこれを『白髪鬼』の題名で翻案した。1893年明治26年)に「萬朝報」で、大好評のうちに終了した『鉄仮面』の翌日から連載された(6月23日 - 12月29日)。まず、「死して蘇生した男がイタリアに居ると知り、その自伝を入手したので明日から連載する」との予告を掲載している。物語は、白髪鬼となった男の手記実伝として書かれ、前作『鉄仮面』をも上回る大人気を博した。
江戸川乱歩版は1931年昭和6年)、黒岩涙香の翻案を同題名のまま更に翻案した長編小説である。雑誌「富士」に掲載された。乱歩は自身の説明で、涙香作品を更に翻案した理由として、昭和初期、一般読者には涙香の『白髪鬼』の文語体が既になじみ薄いものとなっていたこと、彼が少年の頃に耽読した涙香作品の中でも『白髪鬼』がいたく気に入っていたこと等を挙げている。再翻案に際し、乱歩はあらすじを変えるなど独自の改変をおこなっているが、涙香の遺族の承諾を得て作品名は同じにしている。戦前の春陽堂発行の文庫本には涙香版と乱歩版の二つがあり、乱歩版には『乱歩の白髪鬼』と付けられていた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「白髪鬼」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.