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(n) region of anomalous seismic intensity =========================== ・ 異 : [い] (pref) different ・ 異常 : [いじょう] 1. (adj-na,n) strangeness 2. abnormality 3. disorder ・ 異常震域 : [いじょうしんいき] (n) region of anomalous seismic intensity ・ 常 : [とわ, じょう] 1. (adj-na,n) eternity 2. perpetuity 3. immortality ・ 域 : [いき] 【名詞】 1. region 2. limits 3. stage 4. level
異常震域(いじょうしんいき、abnormal seismic intensity)は、通常ならば震源地(震央)で最も大きくなり、中心から同心円状に広がりながら小さくなるはずの地震で観測される震度(あるいは加速度)が、通常とは異なる傾向を示す現象、また、そうした震度分布がみられた地域のことである。 == 解説 == 1920年代には異常震域と云う用語が用いられ〔石川高見: 気象庁 驗震時報第2巻 pp.7-15〕、震源地より遠く離れた所で異常に震度が高くなる現象は、かつて地中に地震が伝わる特別な抜け道があると考えられ、地震みち(じしんみち)と呼ばれていた〔松本嘉司(1990) :新潟地震の思い出, コンクリート工学, Vol.28, No.9, p96-98, 〕。 異常震域が現れる原因は、 # その周辺地域の地盤の状態が異なるため(軟弱な地盤と地震波の反射、回析など) # 上部マントルの地震波速度構造の違い〔前田宜浩、笹谷努:上部マントルの異常構造が強震動に与える影響 〕で、減衰度合いが経路上の構造によって異なるため(構造線やプレート境界、マントルをまたぐなど) によるものの2つに分けられる。 後者の例として、太平洋プレート中で発生した2007年7月16日の京都沖日本海の深発地震では、京都での震度が小さくなり、距離的には遠い北海道で大きな揺れを観測したが、プレート境界をまたいだ中京関西地方や中部地方での揺れは小さかった。 着達する地震振幅は距離に反比例して、また着達までの時間には指数関数的に小さくなる〔強震動の基礎 地震波の減衰(その1) 防災科学技術研究所〕。地下のマグマ中を進む地震波の速度は非常に遅く、このため火山地下のマグマ溜まりをまたぐ震源では減衰して地震動が小さくなるということも起こりうる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「異常震域」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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