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特別敏感海域(とくべつびんかんかいいき、Particularly Sencitive Sea Areas)とは、国際海事機関(IMO)が、海洋環境を保護するために一定の海域に指定する海洋保護区の一種である。略称はPSSA。 特別敏感海域はIMO総会が2005年に採択した「特別敏感海域の認定及び指定のための改訂指針」(2005年改訂ガイドライン)において、「認められた生態学的、社会経済的または科学的な特性の重要性により、国際海運活動から受ける損害に脆弱な、IMOによる行動を通じて特別な保護を必要とする海域」であると定義されている。 == 概要 == 今日の国連海洋法条約を中心とした海洋法秩序においては、無害通航権などに見られるように航行の自由を確保することが重視されている。国際航行は内陸国・沿岸国を問わず全ての国に関する利益であるため、航行の自由に対する規制は原則的に国際的でグローバルな統一的規制が望ましいとされてきた。 他方、海洋環境の保護は、海洋環境が生態系や地理的要素などの特性により海域ごとに一様ではなく、それぞれの区域に応じて必要とされる保護のための措置も異なる。したがって、区域の特性を考慮し、それぞれの区域で異なった規制を行うことが望ましい。 こうした「航行の自由」と「海洋環境の保護」という対立する2つの要請を調和させるためにIMOが創設した制度が特別敏感海域である。 特別敏感海域では、ある区域で従来の海洋法秩序で既に認められている規制(航行の自由を重視した規制)を海洋環境保護という目的のもとで組み合わせるものであり、区域の特殊性に着目したものである。その意味で特別敏感海域は「航行の自由に対する規制に特化した海洋保護区」である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「特別敏感海域」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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