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牡猫ムルの人生観 : ミニ英和和英辞書
牡猫ムルの人生観[おすねこむるのじんせいかん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [おす]
 (n) male (animal)
牡猫 : [おすねこ]
 (n) tomcat
: [ねこ]
 【名詞】 1. cat 
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人生 : [じんせい]
 【名詞】 1. (human) life (i.e. conception to death) 
人生観 : [じんせいかん]
 【名詞】 1. view of life 
: [せい, なま]
  1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed 
: [かん]
  1. (n,n-suf) look 2. appearance 3. spectacle 

牡猫ムルの人生観 : ウィキペディア日本語版
牡猫ムルの人生観[おすねこむるのじんせいかん]

牡猫ムルの人生観』(おすねこムルのじんせいかん、')は、E.T.A.ホフマンの長編小説。人語を解する猫ムルの回想録と、架空の音楽家クライスラーの伝記とを取り混ぜて構成する、風刺的な小説である。1819年に第1部、1821年に第2部が発表された。第3部も構想されていたが、作者の死によって書かれないままとなった。
作品の冒頭ではE.T.A.ホフマンがムルの著作の「編集者」として、この著作の奇妙な構成について以下のように説明している。教養ある猫ムルは自身の人生観を書き連ねる際、主人の蔵書からクライスラーの伝記を引っ張り出して勝手に引きちぎり、下敷きや吸い取り紙として使ってしまっていた。そして原稿を印刷する際、不注意な印刷者がムルの原稿とクライスラーの伝記とを混ぜてしまい、結果ムルの回想録はところどころにクライスラーの伝記が挟まっているような形になってしまった。
ヨハンネス・クライスラーの伝記部分は、おおむねE.T.A.ホフマン自身の伝記として読めるものである。ムルの記述とクライスラーの伝記は一見無関係に見えるが、クライスラーの恋愛事件とムルの恋愛とが照応しているという風に、ところどころに対応関係がある。なお、ホフマンは1818年から1821年の間ムルと名づけられた牡猫を実際に飼っており、1821年にムルが死んだ際には人間並みの「死亡通知」を友人たちに送付している。)は、E.T.A.ホフマンの長編小説。人語を解する猫ムルの回想録と、架空の音楽家クライスラーの伝記とを取り混ぜて構成する、風刺的な小説である。1819年に第1部、1821年に第2部が発表された。第3部も構想されていたが、作者の死によって書かれないままとなった。
作品の冒頭ではE.T.A.ホフマンがムルの著作の「編集者」として、この著作の奇妙な構成について以下のように説明している。教養ある猫ムルは自身の人生観を書き連ねる際、主人の蔵書からクライスラーの伝記を引っ張り出して勝手に引きちぎり、下敷きや吸い取り紙として使ってしまっていた。そして原稿を印刷する際、不注意な印刷者がムルの原稿とクライスラーの伝記とを混ぜてしまい、結果ムルの回想録はところどころにクライスラーの伝記が挟まっているような形になってしまった。
ヨハンネス・クライスラーの伝記部分は、おおむねE.T.A.ホフマン自身の伝記として読めるものである。ムルの記述とクライスラーの伝記は一見無関係に見えるが、クライスラーの恋愛事件とムルの恋愛とが照応しているという風に、ところどころに対応関係がある。なお、ホフマンは1818年から1821年の間ムルと名づけられた牡猫を実際に飼っており、1821年にムルが死んだ際には人間並みの「死亡通知」を友人たちに送付している。
== 日本語訳 ==

* 牡猫ムルの人生観(上下巻)(秋山六郎兵衛訳、岩波文庫、1956年-1957年)
* 牡猫ムルの人生観(創土社『ホフマン全集』7巻、深田甫訳、1972年)
* 牡猫ムルの人生観(上下巻)(石丸静雄訳、角川文庫、1989年)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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