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炉心溶融物 : ミニ英和和英辞書
炉心溶融物[ろしんようゆうぶつ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

炉心 : [ろしん]
 【名詞】 1. nuclear reactor core 
炉心溶融 : [ろしんようゆう]
 (n) meltdown
: [こころ, しん]
 【名詞】 1. core 2. heart 3. wick 4. marrow 
溶融 : [ようゆう]
  1. (adj-na,n) melting 2. fusion
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 

炉心溶融物 : ウィキペディア日本語版
炉心溶融物[ろしんようゆうぶつ]

炉心溶融物(ろしんようゆうぶつ、)とは、原子炉炉心にある核燃料が過熱し、燃料集合体または炉心構造物が融解、破損する炉心溶融によってつくられる生成物をいう。
== 1979年のスリーマイル島原子力発電所事故の例 ==

1982年に原子炉圧力容器内に事故後初めてカメラが入り、1985年には炉心を解体して溶けた燃料を取り出す作業が始まるなど、調査が進む中で次のようなことが明らかにされた。右図参照。
# 2B inlet - 冷却材入口
# 1A inlet - 冷却材入口
# Cavity - 空洞
# Loose core debris - デブリ(堆積物)
# Crust - クラスト(硬くなった外皮)
# Previously molten material - 溶融固化物質
# Lower plenum debris - 下部プレナム(原子炉圧力容器の底の空間部分)デブリ
# Possible region depleted in uranium - ウランがほとんど含まれない領域
# Ablated incore instrument guide - 削り取られた原子炉内計装案内管
# Hole in baffle plate - バッフル板の穴
# Coating of previously-molten material on bypass region interior surfaces - 内部を覆った溶融物質
# Upper grid damage - 上部炉心板損傷
炉心の45パーセント(62トン)が溶融し、20トンほどの溶融物が原子炉圧力容器の底まで流れ出てたまった。健全な燃料棒は100本程度で、それまで炉心のあった上部には巨大な空洞(3)ができた。そのすぐ下は破壊された炉心の堆積物の山(デブリ、4)である。さらに下は炉心が溶融固化してできた、ウランジルコニウムの酸化物(セラミック、(UZr)O2)と溶融した金属との混合物(6)である。底部に落下した物質(7)はデブリ(堆積物)状をしていた。推定最高温度は2500℃ - 2800℃。溶融物が原子炉圧力容器の底を突き破ることはなかった。〔日本科学者会議福島原発問題について(科学者の眼)――科学者による原発事故の解説 」〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「炉心溶融物」の詳細全文を読む




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