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湘語 : ウィキペディア日本語版
湘語[しょうご]

湘語(しょうご、ピンイン:Xiāng Yǔ、英語: Xiang Chinese, Hunanese, Hsiang)は、シナ・チベット語族シナ語派言語の一つである。中国語方言区分の一つ。使用率は漢民族人口の5%前後である。
新湘語老湘語に分けられる。分布地域は湖南省(西北と東の一部を除く)、広東省広西チワン族自治区北部、四川省の一部である。その代表として長沙語(新湘語)と雙峰語(老湘語)が挙げられる。
毛沢東の母語としても有名である。
== 歴史 ==

=== 古楚語 ===
古楚語は先秦時代地方で使用されていた言語である。古楚語の具体的な体系については史料の制約があり今日では考証が不可能であるが、史料での初見は『春秋左氏伝』〔『春秋左氏伝』荘公28年条 楚言而出、子元曰鄭有人焉。〕であり、春秋時代後期にはすでに成立しており、湖南および湘水流域で最も早い時期に使用された言語であることが窺知され、中原雅音との区別があったものと考察されている〔楊建忠 上古楚方言性質考論
〕。楚国は漢水を起源とし、長期にわたり江漢平原を支配していた。戦国時代になると楚国の隆盛に伴い大量の移民が湖南地方に流入したことで古楚語が広まり、中原華夏語と大きな区別が生じ、当時の斉語、越語との区別が存在していた〔『左伝』宣公4年条 楚人謂乳為榖、謂虎於菟。〕。また孟子も楚人の話す言語は鳥語のようであると述べ、中原語と古楚語に大きな差があったと述べている〔『孟子・滕文公上』今也南蠻鴃舌之人,非先王之道。〕。多くの専門家により古楚語は湖北、湖南および長江中流域で使用され現在の湘語の成立に影響を与えたとされている〔袁家驊(1983年)、周振鶴、游汝傑(1985年)は戦国秦漢時代において、湖南地区全体には差異を含む古湘語が通用していたと思われると述べている。〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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