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比較発生学 : ミニ英和和英辞書
比較発生学[ひかくはっせいがく]
comparative embryology
===========================
: [ひ]
  1. (n,n-suf) (1) ratio 2. proportion 3. (2) Philippines 
比較 : [ひかく]
  1. (n,vs) comparison 
: [はつ]
  1. (n,suf) (1) departure 2. (2) beginning 3. (3) issued by (e.g., document) 4. (4) counter for gunshots 
発生 : [はっせい]
  1. (n,vs) outbreak 2. spring forth 3. occurrence 4. incidence 5. origin 
発生学 : [はっせいがく]
 【名詞】 1. genetics 2. embryology
: [せい, なま]
  1. (adj-na,n,adj-no) (1) draft (beer) 2. draught 3. (2) raw 4. unprocessed 
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 
比較発生学 : ウィキペディア日本語版
比較発生学[ひかくはっせいがく]
比較発生学(ひかくはっせいがく)とは、様々な生物の発生の過程を比較検討することで、生物学的な知見を得ようとする発生生物学の分野である。19世紀に起こり、この世紀に大きな役割を持ち、特に進化論系統学への関わりが深い。
== 概説 ==
生物学において、異なった分類群間の比較は、きわめて基本的なものであるから、あらゆる場面で比較は行われる。発生学においても当然このような状況はある。しかし、特に比較発生学(comparative embryology)といえば、19世紀初頭から末までの発生学の流れを指すことが多い。発生学は、この時期に前成説後成説の論争にいったんけりをつけ、細胞説の成立にも後押しされて詳細の観察と分析が可能となった。このことから意味のある比較が可能となり、それがこの発展を支えた。また、この前の世紀に比較解剖学が大きく発展し、それらを基盤に19世紀には進化論が成立し、それによって動物の系統分類学は大きく進展したことから、一面ではこれを受けて、それぞれの器官の発達過程に目を向けたために発展した分野でもある。
比較発生学はカール・フォン・ベールによって主張され、胚葉説フォン・ベールの法則を生み出した。また比較解剖学と結びついて比較形態学とも呼ばれた。それらは進化論を支持する土台となり、さらにそれを土台にしてベールの法則を見直したのがヘッケルである。
19世紀末に生まれた実験発生学は比較発生学に対する批判として生まれ、これが発生学独自の課題を見いだす方向に進んだことで、比較発生学は発生生物学の主流の位置から離れた。しかし、現在もこの名は使われ、発生と系統関係を論じる際には重要な分野である。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「比較発生学」の詳細全文を読む




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