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欧州連合の言語 : ミニ英和和英辞書
欧州連合の言語[おうしゅうれんごうのげんご]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

欧州 : [おうしゅう]
 【名詞】 1. Europe 
欧州連合 : [おうしゅうれんごう]
 (n) European Union (EU)
: [す, しゅう]
 (n) sandbank
: [むらじ, れん]
 【名詞】 1. party 2. company 3. group 
連合 : [れんごう]
  1. (n,vs) union 2. alliance 
: [ごう]
 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m) 
: [げん]
 【名詞】 1. word 2. remark 3. statement 
: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 

欧州連合の言語 : ウィキペディア日本語版
欧州連合の言語[おうしゅうれんごうのげんご]
欧州連合の言語(おうしゅうれんごうのげんご)は、欧州連合(EU)の加盟国内の市民が用いる言語。多くの言語があるが、とくにEUの公用語とされるのは24の言語である。EUのポータルページであるEuropa では、"Languages: Europe's asset"(言語は貴重な財産である)とされ、欧州委員会にも多言語主義を担当する委員がおり、2007年以降はレオナルド・オルバンが務めている。
EUにおいて言語政策は加盟国にとって大きな課題であり、またEUには共通言語政策というものがない。このためEUの機構において、補完性原理に基づき、言語に関する分野を支える役割を担っている。EU諸機関の役割は加盟国間の協力を促し、またヨーロッパという範囲において加盟国の言語政策の促進を図るものである。EUは域内の市民に対して複数の言語を話すことができるように努めており、とくに母語に加え2つの言語が話せるようになることに力を入れている。EUでは教育制度に関しては加盟国個別で政策が実施されていて、EU自体の影響力は限られたものであるが、多くのEUの財政計画では言語学習や言語の多様性の促進に重点が置かれている〔The European Commission's Action Plan for Language Learning and Linguistic Diversity - 欧州委員会(英語ほか11言語)〕。
== EUの公用語 ==
EUの公用語は欧州経済共同体(EEC)理事会において規定されている。規則1/1958ではEECにおいて用いられる言語について〔Council Regulation (EC) No 1791/2006 of 20 November 2006 , ''Official Journal L 363 of December 12, 2006''. Retrieved on February 2, 2007.〕以下の通り定められている〔LANGUAGES OF EUROPE - 欧州委員会(英語ほか11言語)〕。

EUの公用語の数よりも加盟国の数のほうが多いのはいくつかの言語が2つ以上の国で使われているためである。つまりオランダ語はオランダベルギーで、フランス語はフランス、ベルギーとルクセンブルクで、ドイツ語はドイツオーストリア、ベルギー、ルクセンブルクで、ギリシャ語ギリシャキプロスで公用語とされている。また英語はイギリスアイルランドマルタで、スウェーデン語はスウェーデンフィンランドでも使われている。しかし、同時にアイルランドではアイルランド語が、マルタではマルタ語が、フィンランドではフィンランド語が公用語となっており、各国の言語に対する加盟国内の全体的な比率は関係なくEUの公用語となっている。
さらにすべての加盟国の言語がEUの公用語となってはおらず、たとえばルクセンブルクでは1984年ルクセンブルク語が公用語となり、キプロスではトルコ語が公用語となるが、いずれもEUの公用語にはなっていない。
EUのすべての言語は作業言語 (working language) となっている〔Translation - Policies - EUROPA(EUポータルサイト、英語ほか23言語)〕。ある加盟国の法の管轄を受けている個人や加盟国自体が欧州共同体(EC)の機関に対して送付する文書は、その送付者が選択した公用語を使用することができる。またその文書の返答に使われる言語も送付した文書と同じ言語で作成される。規則およびそのほか申請文書は24の公用語で表記される。EUの広報誌"Official Journal of the European Union"は24公用語で出版されている。
法令や重要な公文書は全24公用語で作成されるが、重要度の低い文書では必ずしもそうではない。国家当局に対する伝達や特定の個人・団体を対象とした決定や書簡などの文書は必要とされる言語にのみ翻訳される。EU機関では、内部での目的に関しては法令により言語を選択することができる。たとえば欧州委員会では内部での作業を行うさいには英語、フランス語、ドイツ語を使用することができ、すべての公用語を用いるのは公式情報や伝達のさいに限られる。他方、欧州議会では自分の使用する言語で書かれた文書を必要とする議員がおり、そのため最初から複数の言語で書かれた文書でなければならない〔Europa:Languages and Europe. FAQ: Is every document generated by the EU translated into all the official languages? - EUROPA(EUポータルサイト、英語ほか23言語)〕。非EU機関では全24言語で文書を作成することは法的な義務となっていない〔Kik v. OHIM, Case No. C-361/01, 2003 ECJ I-8283〕。
EUの英語版サイトによると〔Europa:Languages and Europe. FAQ: What does the EU's policy of multilingualism cost? - EUROPA(EUポータルサイト、英語ほか23言語)〕機構の翻訳などの多言語主義政策の維持に毎年11億2300万ユーロがかかり、これはEUの年間予算の1%に相当し、市民1人あたりでは2.28ユーロの負担となっている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「欧州連合の言語」の詳細全文を読む




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