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東北地方太平洋沖地震及び津波のメカニズム : ミニ英和和英辞書
東北地方太平洋沖地震及び津波のメカニズム[とうほくちほうたいへいようおきじしんおよびつなみのめかにずむ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひがし]
 【名詞】 1. east 
東北 : [ひがしきた]
 (n) (1) north-east
: [きた, ほく]
 (n) north
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地方 : [ちほう]
 【名詞】 1. area 2. locality 3. district 4. region 5. the coast 
: [ほう]
  1. (n-adv,n) side 2. direction 3. way 
太平 : [たいへい]
  1. (adj-na,n) peace 2. tranquility 3. tranquillity
太平洋 : [たいへいよう]
 【名詞】 1. Pacific Ocean 
: [たいら, ひら]
 【名詞】 1. the broad 2. the flat 3. palm
: [おき]
 【名詞】 1. open sea 
地震 : [じしん]
 【名詞】 1. earthquake 
及び : [および]
  1. (conj) and 2. as well as 
津波 : [つなみ]
 【名詞】 1. tsunami 2. tidal wave 
: [なみ]
 【名詞】 1. wave 
メカ : [めか]
 【名詞】 1. (1) (abbr) mechanical 2. (2) mechanism 3. (3) mechanic 4. , (n) (1) (abbr) mechanical/(2) mechanism/(3) mechanic

東北地方太平洋沖地震及び津波のメカニズム : ウィキペディア日本語版
東北地方太平洋沖地震及び津波のメカニズム[とうほくちほうたいへいようおきじしんおよびつなみのめかにずむ]

東北地方太平洋沖地震及び津波のメカニズム(とうほくちほうたいへいようおきじしんおよびつなみのめかにずむ)では、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と、地震によって誘発された津波のメカニズムについて説明する。
== 概要 ==

東北地方太平洋沖地震は、2011年3月11日14時46分 (JST)、宮城県沖を震源として発生した。震源の深さは約24キロ、地震の規模を示すマグニチュードはMw9.0であり、これまで日本国内で観測された地震の中で最も規模が大きく、世界的に見ても1900年以降に発生した地震の中では、1960年チリ地震1964年アラスカ地震2004年スマトラ島沖地震に次ぎ、1952年カムチャツカ地震と同規模であり、極めて規模の大きい超巨大地震であった〔平田直ら (2011) pp.10-11、p.35、岡田 (2012) p.71〕〔超巨大地震という言葉の定義は今のところはっきりと決められていないが、平田直ら (2011) など、各文献で東北地方太平洋沖地震について超巨大地震という表現を用いているため、ここでも超巨大地震との表現を用いる。〕。
東北地方太平洋沖地震は東北日本が乗る陸側のプレートが〔東北地方のプレートについては、大竹ら (2002) のようにオホーツクプレートとする文献や、平田直ら (2011) のように東北日本を形成するプレート、更には岡田 (2012) のように北米プレートとする文献があるため、東北地方が乗る陸側のプレートのような表現を用いる。〕、日本海溝に沈み込む太平洋プレートによって引きずられることに伴って蓄積したひずみが開放されることにより、太平洋プレートの上面で発生したプレート境界型地震である〔平田直ら (2011) p.10、大木、纐纈 (2011) pp.31-32〕。震源域となる断層領域は南北約400-500キロ、東西約150-200キロに及ぶが〔東北地方太平洋沖地震による断層の大きさは地震解析によって異なった値が出されている。ここではほぼ全ての値が入る南北約400-500キロ、東西約150-200キロの値を採用する。〕、マグニチュード9クラスの地震としてはすべり域が小さい。一方、宮城県沖の日本海溝海溝軸付近で局地的に推定50mを超える〔文献によって異なり、30m以上 - 60mとする報告もある。〕〔〔〔極めて大きなすべりが発生したと考えられ、これはこれまで観測された他の超巨大地震のすべりよりも遥かに大きい〔金森 (2011) pp.17-18〕。
地震によって大きくすべった東北日本が乗る陸側のプレートの海面下の変動によって、極めて大きな津波が発生し、東北地方の太平洋沿岸を中心として甚大な被害が発生した〔大木、纐纈 (2011) pp.63-66〕。そしてマグニチュード9の巨大地震は大きな地殻変動を引き起こし、東北日本が大きく東側に引っ張られ、また東北地方から関東地方の太平洋沿岸一帯の広い範囲が沈降した。地震後も地殻変動は続いており、これまで東西方向の圧縮力がかかっていたものが一転ひっぱられる力が働くようになったため、活発な余震活動や誘発地震活動が続き〔大木、纐纈 (2011) pp.84-94〕、火山活動の誘発も懸念されている〔藤井 (2011) pp.1034-1035〕。
日本地震学会地震予知検討委員会が2007年に刊行した「地震予知の科学」では、アスペリティモデルによって地震現象の理解が飛躍的に進み、同モデルに基づく地震発生の長期評価によって、将来どこでどのくらいの規模の大地震が発生するかについては想定ができているとした〔大木、纐纈 (2011) pp.116-117〕〔大木、纐纈 (2011) でも紹介されているが、2007年に刊行された「地震予知の科学」の前書きは、「今、われわれは意外とすごいことを知っているんですよ、皆さん」。と結ばれている。〕。しかし実際にはMw9.0という超巨大地震が、全く想定していなかった東北地方太平洋沖のプレート境界で発生してしまい、地震科学が社会にどのように貢献していくべきかとの自問とともに、2011年10月に行なわれた日本地震学会秋季大会は反省一色に包まれた〔日本地震学会秋季講演プログラム、(2011) 地震学の今を問う、東北地方太平洋沖地震の発生を受けて pdfファイル 2012年2月12日閲覧〕。これまで東北地方の太平洋沖でマグニチュード9クラスの超巨大地震が発生することは全く想定されておらず、今までの地震学の進め方についての反省がなされるとともに、東北地方太平洋沖地震を始めとする超巨大地震のメカニズムについての研究が進められている〔大木、纐纈 (2011) pp.53-54、鷺谷 (2011) pp.16-17〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「東北地方太平洋沖地震及び津波のメカニズム」の詳細全文を読む




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