翻訳と辞書
Words near each other
・ 握り緊める
・ 握り締める
・ 握り鉄砲
・ 握り鋏
・ 握り飯
・ 握り鮨
・ 握乃手紗貴
・ 握力
・ 握力計
・ 握取行為
握奇陣
・ 握手
・ 握手会
・ 握斧
・ 握菱テッサイ
・ 握衍クテイ単于
・ 握衍朐鞮単于
・ 握雪感、握雪音
・ 握雪音
・ 握飯


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

握奇陣 : ウィキペディア日本語版
握奇陣[あっきじん]
握奇陣(あっきじん)は、陣形のひとつである。
==概要==
中国黄帝の所伝を風后が祖述したものであるという。
范蠡楽毅韓信などの武将がこれを研究、採用して勝利をおさめたといい、日本でも古くから知られた。
その基本陣形は「黄帝縦布握奇陣」である。
縦布陣は縦長に隊を布置するもので、「天」の2隊を縦に重ねて、これに「地」の4隊を控えて、左右両翼には「風」2隊、「雲」2隊を十文字に置いて、その後方に「天衡」4隊を置いた。
前後、左右に対称な陣形である。
しかし、このような陣形は実用的であるとはいえず、より実用的にしたものが、「風后握奇陣」である。
これは、「握奇隊」が中央にあって、これを「衡隊」(本主力)が布置され、その周囲に「虎」、「蛇」、「風」、「雪」、「鳥」、「龍」がかこみ、後方に総予備隊を控えさせる。
風后握奇陣をさらに変化させた「曾公亮演黄帝所伝風后握奇陣」では、大将の握奇隊のほかに、「天」、「地」、「風」、「雲」の4隊を正兵として、「龍」、「虎」、「鳥」、「蛇」の4隊を奇兵として、別に遊軍を分派する。
握奇陣の名称はここに起こった。
握奇陣は日本の兵学家によっても研究されたが、もともと大編成であることが前提で、そのまま採用されることは無かった。ただし、その構成要素である大将握奇の隊を控え置くこと、また、正兵、奇兵の組み合わせなどの原則は採用された。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「握奇陣」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.