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戦藻録 : ミニ英和和英辞書
戦藻録[せんそうろく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いくさ]
 【名詞】 1. war 2. battle 3. campaign 4. fight 
: [も]
 【名詞】 1. duckweed 2. seaweed 3. algae 

戦藻録 : ウィキペディア日本語版
戦藻録[せんそうろく]

戦藻録』(せんそうろく)は宇垣纏が記した陣中日誌。副題は「大東亜戦争秘記」〔宇垣 1993〕。
日本海軍作戦の第一級史的資料〔千早 1997a p.141〕戦争文学とも見られる〔豊田 1994(7版) 帯〕。
== 内容 ==
本書の名称は「戦の屑籠、否戦藻録と命名」とはしがきにあり宇垣本人によるもの。1941年10月16日から1945年8月15日の死まで宇垣により続けられた陣中録〔千早 1997a p.140-141〕。海軍甲事件で負傷した時期も宇垣の口述筆記で部下によって書き続けられた〔千早 1997a p.140〕。
宇垣は軍の要職を歴任した人物であるため、第一級史的資料として見られる。彼の人生哲学、処世感、思考なども読める〔千早 1997a p.141〕。「鉄仮面(黄金仮面)」とあだ名され喜怒哀楽を表さない冷血漢と見られた宇垣が亡妻を思いやるなど意外なほど家庭的な一面持っていたことなども読みとれるという〔千早 1997a p.141-142〕。
戦後、宇垣の嗣子博光(医師)が横井俊之小川貫爾に委嘱し前編が1952年(昭和27年)に日本出版協同から刊行〔宇垣 1952〕され、翌年後編が刊行された〔宇垣 1953〕。横井は宇垣の第五航空艦隊司令長官時代の参謀長、小川は博光の岳父である。のちに刊行当時行方不明となっていた開戦前50日間の日誌が宇垣家に届けられ、該当部分を増補した形で1968年(昭和43年)原書房から明治百年史叢書第50巻として刊行された〔宇垣 1968〕。宇垣は本書を「敵手に任すべからず」としていたが、戦後GHQ戦史室調査員を務めたゴードン・プランゲがその価値を認めて外国語出版権を取得し〔千早 1997a p.148〕、米国でもピッツバーグ大学出版局から''The Diary of Admiral Matome Ugaki''と題して刊行された〔Ugaki 1991 Ugaki 2008〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「戦藻録」の詳細全文を読む




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