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恒星の命名 : ミニ英和和英辞書
恒星の命名[こうせいのめいめい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

恒星 : [こうせい]
 【名詞】 1. fixed star 
: [ほし]
 【名詞】 1. star 
: [めい, いのち]
 【名詞】 1. command 2. decree 3. life 4. destiny 
命名 : [めいめい]
  1. (n,vs) naming 2. christening 
: [な]
 【名詞】 1. name 2. reputation 

恒星の命名 : ウィキペディア日本語版
恒星の命名[こうせいのめいめい]
恒星の命名(こうせいのめいめい、Star designation)は、その他の天体の命名と同様に、国際天文学連合によって行われる。今日用いられている恒星の名前の多くは、国際天文学連合の設立以前から存続するものである。主に変光星新星超新星を含む)等の名前は、随時付け加えられている。
裸眼で観測できる恒星の数は、約1万個である〔平均的な環境下で、6等級以上の約5,600個を裸眼で見ることができる。理論的には、完璧な環境下であれば、8等級以上の約4万5,000個の恒星を見ることができる。〕。近代以前の星表天体カタログ)は、そのうち特に明るいものだけを収録している。紀元前2世紀のヒッパルコスは、約850個の恒星を一覧表にした。ヨハン・バイエルは1603年にこの数を約2倍にした。これらのうちごく少数が固有名を持ち、その他は全てカタログごとの符号が付けられている。裸眼で見える恒星が完備されたカタログが作られたのは、19世紀になってからだった。銀河系には合計2兆から4兆個の恒星が存在すると推定されているが、近代のカタログの収録数は非常に大部のものでも、数10億個である。
== 固有名 ==
数百個の特に明るい恒星には、伝統的な名前が付けられている。そのほとんどはアラビア語に由来するが、ラテン語由来のものもある〔アメリカ航空宇宙局は、1971年に537個の恒星の固有名を集めた "technical memorandum" を編集した。
''Technical Memorandum 33-507 - A Reduced Star Catalog Containing 537 Named Stars'', NASA-CR-124573 (1971).
〕。
しかし、そのような名前には、いくつもの問題点がある。
* スペルが一意に定まっていない(アルマクは、AlmachかAlmaachかAlmakかAlamakか)
* 1つの恒星がいくつもの名前を持つことがある(ペルセウス座α星はアルゲニブかミルファクか、ほ座γ星は、スハイルかレゴールか)
* 昔の星表の不正確さのため、特定の名前が星座の中のどの恒星を指すのか明確ではないことがある(アルニャートはさそり座σ星さそり座τ星か)
* 別の星座の恒星同士が同じ名前を持つことがある(アルゲニブはペルセウス座α星かペガスス座γ星か、ギェナーははくちょう座ε星からす座γ星か)
実際的には、極めて明るい恒星(シリウスアークトゥルスベガ等)やそれほど明るくないが「興味深い」恒星(アルゴルポラリスミラ等)以外には、伝統名を統一的に用いることはできない。裸眼で見えるその他の恒星には、バイエル符号がしばしば用いられる。
伝統的な名前に加え、いくつかの「興味深い」恒星には、近代の英語の名前が付けられていることもある。例えば、バーナード星は既知の最も大きい固有運動を持つため、裸眼では見えないほど暗いにも関わらず、著名である。
ともに2等星のくじゃく座α星りゅうこつ座ε星には、1937年に王立航海暦局 (Her Majesty's Nautical Almanac Office) がイギリス空軍のための "The Air Almanac" を編纂した際に、それぞれピーコック及びアビオールと名付けられた。新しい暦に含まれた57個の恒星の中で、この2つだけには伝統的な名前が無かったが、イギリス空軍は、全ての恒星は名前を持つべきだと主張したため、彼らのために新しい名前が考えられた。
1899年にリチャード・ヒンクリー・アレンが出版した『星名とその意味』 (Star-Names and Their Meanings) では、以下のような内容が収録され、恒星の名前について大きな影響を持った〔Star Names: Their Lore and Meaning by R.H.Allen (ISBN 0-486-21079-0) free version here 〕。
* アッシリア、バビロニア、シュメールの恒星の名前の多くを収録している。
* 一般には用いられていないが、中国語の恒星の名前(ツィー等)
* アレンは、'h'と発音する"kh"をhの上にドットを付けて表しており、この本を引用した少なくとも1冊の専門書(パトリック・ムーアの著書)は、これを誤引用して'li'としている。
個人の名前に由来する恒星もあり、そのほとんどは、非公式の名前がいくつかの専門誌で公式に使われるようになったものである。その最初の例は、ギリシア神話の登場人物に由来するものを除くと、17世紀のイングランド王チャールズ1世に由来するコル・カロリである。その他のほとんどの例は、天文学者か宇宙飛行士に因んでいる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「恒星の命名」の詳細全文を読む




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