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急性散在性脳脊髄炎 : ミニ英和和英辞書
急性散在性脳脊髄炎[きゅうせいさんざいせいのうせきずいえん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [きゅう]
  1. (adj-na,n) (1) urgent 2. sudden 3. (2) steep 
急性 : [きゅうせい]
 【名詞】 1. acute (e.g., illness) 
散在 : [さんざい]
 (n,vs) straggling
: [のう]
 brain, cesebral, encephalon, memory
脊髄 : [せきずい]
 spinal, spinal cord, spinal marrow, spinaris medulla, medulla spinalis
: [ほむら, ほのお]
 【名詞】1. flame 2. blaze

急性散在性脳脊髄炎 : ウィキペディア日本語版
急性散在性脳脊髄炎[きゅうせいさんざいせいのうせきずいえん]
急性散在性脳脊髄炎(きゅうせいさんざいせいのうせきずいえん、acute disseminated encephalo myelitis; ADEM)とは、ウイルス感染後やワクチン接種後に生じるアレルギー性の脱髄疾患である。
== 分類 ==
ADEMを最初に記載したのはWestphalで軽症痘瘡後の脳脊髄炎についての研究であった。2009年現在のADEMの定義は「急性発症で単相性の経過をとる中枢神経系の炎症機転を伴った散在性の脱髄病変によって神経症候を呈する疾患」である。ADEMは特発性、感染後または傍感染性、予防接種後、急性出血性白質脳症(Hurst脳炎)の4つに分類されている。先行感染になりうるものには麻疹ウイルス、流行性耳下腺炎ウイルス、インフルエンザウイルス、HAV、HBV、単純ヘルペスウイルス、帯状疱疹ウイルス、ヒトヘルペスウイルスE型、風疹ウイルス、EBウイルス、サイトメガロウイルス、HIVといったウイルス感染症のほか、マイコプラズマ、クラミジア、レジオネラ、カンピロバクター、レンサ球菌などの感染症でもおこるとされている。ADEMの鑑別としては中枢神経系感染症が必ず挙げられるが、髄膜炎や脳炎に引き続いてADEMが発症することがある。この場合は当初認められた髄膜炎症状が先行感染の症状かADEMの症状かはっきりしないことがある。中枢神経系感染症は成人発症のADEMの先行感染になりうると考えられている。
; 特発性ADEM(idiopathic ADEM)
: 感染症の既往や予防接種歴がないもの。
; 感染後または傍感染性ADEM(post-infectious ADEM/para-infectious ADEM)
: 何らかの感染症に引き続いて発症するもの。先行感染としては小児では発疹性ウイルス、成人では上気道感染が多いとされている。感染症状の2~15日以内に急性に起こる。
; 予防接種後ADEM(post-vaccinal ADEM)
: 狂犬病、種痘、麻疹、日本脳炎、インフルエンザ、百日咳、ジフテリア、破傷風、ムンプスなどのワクチン接種後2~15日以内に急性に起こる。
; 急性出血性白質脳症(Hurst脳炎)
: 1941年にHurstらによってはじめて報告されたADEMの劇症型である。殆どの場合10~14日で死亡する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「急性散在性脳脊髄炎」の詳細全文を読む




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