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弓箭 : ミニ英和和英辞書
弓箭[きゅうせん]
【名詞】 1. bows and arrows 2. war
===========================
: [きゅう, ゆみ]
 【名詞】 1. bow (and arrow) 
弓箭 : [きゅうせん]
 【名詞】 1. bows and arrows 2. war
弓箭 ( リダイレクト:弓矢 ) : ウィキペディア日本語版
弓矢[ゆみや]

弓矢(ゆみや)とは、からなる武具狩猟具、軍事上での武器祈祷神事のために使われる。また、武芸のためや、近年にはスポーツ・娯楽などのレクリエーション用途にも用いられる道具である。矢は矢入れと総称される矢筒(えびら)といわれる細長い軽量のなどに収納し携帯する。
湾曲する細長い素材(もしくは湾曲しない素材)の両端にを張って作られた弓を両腕で弓と弦をそれぞれ前後に引き離し保持しながら、弦に矢をかける。矢とともに弦を手で強く引いてから離すと、その弾性から得られた反発力で矢が飛翔し、遠方の標的を射抜く物をさす。
日本語においては、(さち)と言い箭霊(さち)とも表記し、幸福と同義語であり、弓矢とは「きゅうし」とも読み弓箭(ゆみや・きゅうし・きゅうせん)とも表記する。弓矢は、武具や武器、武道武術、戦い(軍事)や戦(いくさ)そのものを意味する。特に戦に限っては「いくさ」の語源が弓で矢を放ち合うことを表す「射交わす矢(いくわすさ)」〔矢・箭は古語ではサと読む。〕が、「いくさ(射交矢)」に変化したといわれる。また的は古くは「いくは」と読み、弓矢そのものであり、「射交わ」が語源となっている。日本の弓を和弓といい、それ以外のものを洋弓という。

== 概要 ==

弓矢は狩猟の道具としては非常に一般的なもので、一万年以上前から使われてきた。オーストラリアアボリジニブーメランが弓矢の位置を占める。〕を除き、世界中で狩りはもちろんのこと、時には漁りにも使われ、競技や戦いの場で普及してきた。そのため世界各地の文化文明々や宗教と繋がり、美術彫刻、歴史的な物語や故事などにもよく登場する普遍的な物でもある。間接的には一部の火起し器の起源であり、またはハープ竪琴)の起源であり、世界各地にある弦楽器の発祥とも関連がある場合が多いと考えられている。
弓の基本的形状は、円弧を描くだけの湾曲形と、M字を描く屈曲形のリカーブボウに分けられる。また弓丈により、長弓短弓(〔あくまでも日本から見た基準であって、日本以外では自ら短い弓とは認識していない。〕)といい、日本では、古くは大弓(おおゆみ〔中国の大弓(タイキュウ)とは意味も形状も違う。〕)と、半弓(特殊な状況下の武具)や小弓(祭礼や遊興での玩具)という名称で分類し、欧米ではロングボウとそれ以外に分類している。この分類は大まかであり、また日本と欧米の分類方法やその意味が、必ずしも一致するものではない。素材の構成において丸木弓単弓(無垢の木から作られたもの)と複合弓積層弓(幾つかの部材をつなぎ合わせて作られたもの)とに区別している。コンポジットボウ(複合弓)には、一部滑車を備えたものとしてコンパウンドボウ化合弓)というものもある。また弓幹(ゆがら)が板状で断面形状が長方形をなすものをフラットボウと呼称し、それ以外と区別している。フラットボウに含まれる弓は、海洋系東南アジアの人々が使う弓と日本の和弓と日本より北東のアムール川周辺地域の先住民の積層弓とさらに東の北米大陸先住民が使用する積層弓およびケーブル・バックド・ボウ(緊張力を付加した弓)などが挙げられる。
弓矢から派生したものとして吹き矢ダーツ(日本では投げ矢という)・洋弓銃機械弓の一種)・大型の機械弓などがある。現在では大型の機械弓は消滅し、弓矢(和弓・洋弓など)・吹き矢・ダーツ・洋弓銃はスポーツとして楽しまれている。そのうち洋弓銃は軍隊警察の武器や兵器として採用する国もある。また弓矢と吹き矢は、世界各地で現在も生活の糧を得るため狩猟で使われている。
弓矢の構造や効果(飛翔性)は、力学放物線微分積分)という概念がない頃から世界各地おいて、それらについて試行錯誤されてきた道具であり、初期の機械工学の発展の要因(機械弓、投石機)である。日本においては、基本的には弓・矢ともに様々な種類の「竹」を主材とし、その物性(物質の性質)において使い分けており、日本初の炭素繊維で出来た道具といえる。また様々な竹と木材を張り合わせた積層弓は、日本の軽工業に欠かせない、(にかわ)の発展にも寄与し「(にべ)」〔「にべもない」という語源になっている。〕と言う特殊な接着剤も生み出した。この鮸や膠による積層弓は、現在の積層木製建築構造材である集成材や集積材と基本的には同じである。ケーブル・バックド・ボウの構造も、現在の建設技術としての様々な緊張梁(テンション・ビーム)と基本原理は同じである。
放心・止心・無心・残心・丹心・錬心 など禅宗インドの苦行開眼精神を色濃く残す仏教の一派。〕の概念を神道道教などと渾然一体となし、日本独自の「心根」にした代表的な武芸であり、また「しあわせ」という心の感情は、狩り(かり)や漁り(いさり)から生まれ、幸(弓矢や幸心のこと)と言い、「弓矢の神事」や「射的行ため」から派生して「射幸心」という心の概念を表す語になった。放つ心・止める心・無の心〔無我の境地、色即是空、我考える故我在り、などと同義。〕・残す心・丹ずる心・錬る心について詳しくは弓道または弓術を参照。
的屋(まとや)が営む矢場や楊弓場が遊女と懸け物(景品交換式遊技場、温泉場や宿場の射的場やスマートボールなど)との密接な関わりから、風営法の設立の主な要因となった。詳しくは本稿の「公家と庶民の遊興」または的屋を参照。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「弓矢」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Bow and arrow 」があります。




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