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完全食 : ミニ英和和英辞書
完全食[かんぜんしょく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かん]
 【名詞】 1. The End (book, film, etc.) 2. Finis
: [ぜん]
  1. (n,pref) all 2. whole 3. entire 4. complete 5. overall 6. pan 
: [しょく]
 【名詞】 1. meal 2. (one's) diet 3. food 4. foodstuff(s) 

完全食 : ウィキペディア日本語版
完全食[かんぜんしょく]
完全食(かんぜんしょく)とは、健康を維持するために必要な栄養を豊富に含んだ食品、あるいは食事であるが、これだけを食べて健康を維持できるものではない。
==語源==
医学会の重鎮であり健康法を提唱した二木謙三1921年には使用している〔二木謙三 『食物と健康』 修養団出版部、1921年。25頁。〕。
二木は、芽の生える玄米をはじめとした植物類や、動いている動物など、まだ生きている食物を完全食と呼んだ〔二木謙三 『完全にして正しき食物』 大日本養正会《大日本養正会叢書1》、1932年10月。30-32頁。〕。いったん死ねば元に戻すことはできず腐敗するが、そのような食物が身体を変質させ病が起こる〔二木謙三 『完全にして正しき食物』 大日本養正会《大日本養正会叢書1》、1932年10月。4、18-19頁。〕。豆腐のように豆を殺したものや、刺身のように部分を取り出したものは不完全とした〔二木謙三 『健康への道』致知出版社、2003年2月。ISBN 978-4884746438。27頁(新紀元社からの初版は1942年)〕。また二木は、健康を維持するために必要な栄養素を非常に豊富に含んだ食品として玄米を指して使った〔二木謙三 『食物と健康』 修養団出版部、1921年8月。24頁。〕〔二木謙三 『営養と玄米食』 1932年。〕。玄米から皮を精白した白米は死んでおり、ビタミンやミネラルも減るために、不完全であり肉食などの副食を必要とし、完全食であれば小食で済むとした〔二木謙三 『完全にして正しき食物』 大日本養正会《大日本養正会叢書1》、1932年10月。1、43、45、51頁。〕。
栄養学の創設者である佐伯矩の栄養学では、1日分の必要な栄養が含まれた食事のことを完全食佐伯芳子 『栄養学者佐伯矩伝』 玄同社、1986年。ISBN 978-4-905935-19-3。158頁〕、あるいは標準食〔柳井一男、松井貞子 『新佐伯式フードガイド-新時代の食育と健康管理のために』 フットワーク出版、2006年5月。ISBN 9784876895465。31頁。〕と呼ぶ。そうでない食事は偏食である。1日単位で見ると必要な栄養素の量を満たしているのだが、1食毎で見ると1日分の等分ではない場合は不完全で偏食であり、理想的な食事ではないとされる〔佐伯芳子 『スピード栄養料理-ひとり暮らしのあなたのために』 実業之日本社、1964年。194-195頁。〕。等分された場合は、完全食と呼ばれる〔。1日3回に分けて食べる場合、必要な栄養素が3等分された毎回完全のほうがよいことをラットと人間での実験を根拠に主張しており、そのことを毎回食完全(EMP:Each Meal Perfect)と呼ぶ〔柳井一男、松井貞子 『新佐伯式フードガイド-新時代の食育と健康管理のために』 フットワーク出版、2006年5月。ISBN 9784876895465。30頁。〕。毎回食完全の理論が完成されたのは、1924年(大正13年)頃とされている〔柳井一男、松井貞子 『新佐伯式フードガイド-新時代の食育と健康管理のために』 フットワーク出版、2006年5月。ISBN 9784876895465。76頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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