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宇川 : ウィキペディア日本語版
宇川[うかわ]

宇川(うかわ)は、京都府京丹後市宮津市を流れる宇川水系の二級河川。上流部が京丹後市弥栄町宮津市世屋、下流部が同市丹後町を流れる〔小倉ほか (2010)、89頁〕。全長は17.89km、流域面積は54.2km2であり、丹後半島では竹野川に次ぐ規模である。
「宇川」は河川の名称としてだけでなく、宇川下流域と東隣の吉野川流域一帯の地名としても使用され〔角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 26京都府 上巻』角川書店、1982年、199頁〕、地域名としての宇川には袖志の棚田(日本の棚田百選)、経ヶ岬灯台丹後松島などが含まれる。高尾山金剛童子山太鼓山の水を集め、京丹後市丹後町平で日本海に注ぐ〔京都精華大学美術学部デザイン学科VCDⅡ類 (1998)、25頁〕。
== 地理・流路 ==
源流のひとつは丹後半島の中央部にある太鼓山西麓の京丹後市弥栄町須川付近に端を発する〔『日本歴史地名大系』平凡社、809頁〕。角突山や汐霧山の西麓にも源流のひとつがあり、成谷、木子(きご)、廃村となった駒倉(いずれも宮津市)などから細々としたいくつもの流れが上流部を形成する。高尾山金剛童子山の北麓にも源流のひとつがあり、それぞれの山麓から流れてきた小河川が野間地区の霰(あられ)や野中付近でひとつとなる〔。上中流部の弥栄町野間地区、標高150mから120mほどにある須川や野中付近には小規模な沖積平野が形成されており、野中には下流域以外で唯一の学校(京丹後市立野間小学校)が存在するが、2011年度と2012年度には新入学児童がおらず、2013年度末で閉校となる予定である〔京丹後市学校再配置実施計画(案) 京丹後市〕。須川や野中付近では複数の流れが合わさって川幅が広くなるが、標高123mほどの中津を過ぎると再び両岸に山肌が迫る。北流して丹後町に入り、竹久僧川(たけきゅうそうがわ)、小脇川、三山川などの支流を合わせ、標高89mの小脇と標高36mの鞍内(くらうち)の間では蛇行する急流となって奇石や巨石が見られる〔。鞍内の北側には、一年半がかりの工事で1920年(大正9年)に完成した小脇水力発電所があり、その水路長は3000m、落差は53mである〔丹後町社会化研究会 (1988)、17頁〕。小脇水力発電所のそばには丹後町立虎杖小学校があったが、1991年(平成3年)に廃校となった〔。依遅ヶ尾山東麓の遠下(おんげ)からは平坦地を流れて沖積平野を形成し、丹後町上野で日本海に注ぐ〔。河口部は宇川浦と呼ばれた入江であり、緩やかな弓状の砂浜海岸は国土交通省によって海岸保全区域に指定される海水浴場である〔。河口の東側は丹後松島と呼ばれる景勝地であり、西側には犬ヶ岬がある。河口そばには1985年(昭和60)に開設された京都精華大学の丹後学舎(学外施設)がある〔京都精華大学美術学部デザイン学科VCDⅡ類 (1998)、3頁〕〔学外施設 京都精華大学〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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