翻訳と辞書
Words near each other
・ 姪浜駅
・ 姫
・ 姫 (ラッパー)
・ 姫 (周)
・ 姫 (姓)
・ 姫-クラシックガール-
・ 姫TV
・ 姫carat
・ 姫×姫
・ 姫うずら
姫かたり
・ 姫くり
・ 姫こだま
・ 姫さま
・ 姫さまっ、お手やわらかに!
・ 姫さま凛々しく!
・ 姫さま狸の恋算用
・ 姫ちゃん
・ 姫ちゃんのリボン
・ 姫ちゃんのリボン カラフル


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

姫かたり : ミニ英和和英辞書
姫かたり[ひめかたり]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひめ]
 【名詞】 1. princess 2. young lady of noble birth 

姫かたり : ウィキペディア日本語版
姫かたり[ひめかたり]
姫かたり(ひめかたり)は古典落語の演目の一つ。
主な演者として、5代目古今亭志ん生3代目三遊亭金馬2代目三遊亭円歌など、現在では
7代目立川談志などがいる。
== あらすじ ==
耳を澄ますと、正月の飾りを売る男の声が聞こえてくる。
「市やまけた。市やまけた。しめか飾りかだいだいか」
時は十二月の十七日。浅草寺の境内は、年の市でにぎわっていた。
そんな喧騒の中を、お供を連れたお嬢様が通りかかった。年のころは17・8、水も滴るようないい女だ。
「あれは楊貴妃の再来か。普賢菩薩常盤御前袈裟御前か晩の御前…」
見物人がうっとりと見とれていると、そのお嬢様がいきなりひっくり返った。
どうやら持病の『癪』が出たらしい。お供のものは大慌てで、お嬢様を近くの【大野林庵】と言う先生の所へ担ぎ込む。
「この方は、とあるお大名の姫だ。浅草観音へご参詣の折、にわかの緒差込で難渋しておる。如何か見て差し上げてくれ」
「かしこまりました」
一世一代の大仕事に、林庵先生、張り切ってお嬢様の診察を開始した。
「苦しうない。もそっと近うへ…」
「は、ハイ…」
とりあえず触診と言う事になり、お嬢様の胸に手をかける。柔らかい肌…ふくよかな胸…。つい、力をこめてムギュッ!!
途端にお嬢様が「あれぇ!」。
すぐさま長いものを引っこ抜いたお供がなだれ込み、先生哀れ捕まった。
「観世音参詣の帰りゆえ、殺生はしたくないが、こんなことが漏れたらみどもは切腹をまぬがれない。一同の者へ口止め料を出してくれぬか?」
「ハイ!! で、いかほど…」
「二百両で如何じゃ?」
二百両渡すと、いきなりお嬢様が跳ね起きて先生をにらみつけた。
「やい、東庵、医者のくせに金貸しまでして、たいそうため込んだそうじゃないか。だから、一芝居うったんだ。これにこりて妙なまねをするんじゃないぞ。」
尻っぱしょりで、懐手。啖呵を切ると、お供とともに意気揚々と引き上げていく。ぽかんとする先生の耳に、売り子の声が聞こえてきた。
「医者負けた。医者負けた。姫かかたりか。」
先生思わず「大胆な…」

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「姫かたり」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.