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太陽核(たいようかく、Solar core)は、太陽の中心から太陽半径のおよそ0.2倍から0.25倍の範囲に広がっていると考えられている。太陽系で最も高温の場所である。水の150倍の15万kg/m3の密度を持ち、温度は1500万ケルビンに迫る(これに対して、太陽の表面の温度は6000ケルビンである)。中心の圧力は2.4×1016Pa、中心から0.2太陽半径では4.3×1015Paである〔Bahcall and Pinsonneault, ''Rev.Mod.Phis.'',67,781,1995.〕。 太陽の核は、プラズマ状態にある高温で高密度のガスからできている。0.24太陽半径以内の核は太陽のエネルギーの99%を産み出している。 == エネルギー生産 == 太陽核では核融合により、毎秒約3.6×1038個の陽子がヘリウム原子核に変換されている。この時に約430万トンの質量が減少し、E=mc2の関係式に基づいて1秒当たり3.8 × 1026ジュールのエネルギーを産み出している。これはTNT火薬9.1×1010メガトンのエネルギーに相当する。 太陽核では、太陽の熱のほとんど全てを生産している。残りの部分は核から外側に運ばれたエネルギーによって加熱されている。核で生産されたエネルギーは、小部分がニュートリノによって運ばれるのを除いて、日光や粒子の運動エネルギーとして宇宙空間に逃げる前に、太陽内部の連続する多くの層を移動してこなければならない。 核での単位時間あたりのエネルギー生産量は、中心からの距離によって変わる。太陽の中心では、核融合の効率はモデルからの推定で、約276.5ワット/m3と見積もられる〔Table of temperatures, power densities, luminosities by radius in the sun 〕。太陽の内部における体積あたりの熱生産量の最大値は、コンポストの山の熱生産量密度と比較される程度である。太陽から放出される莫大な熱量は、体積当たりの熱生産量ではなく、太陽全体の大きさに起因する。 シュテファン=ボルツマンの法則から予測される1000万ケルビンから1500万ケルビンという温度に対し、太陽表面の熱量が少ないというのは、驚くべきことである。しかし、太陽の層は外側にわずかに低い温度しか放射せず、層の間の放射熱量と核での熱生産量の間には開きがある。 中心から太陽半径の19%(核の外縁付近)に達するまでに、温度は1000万ケルビンまで低下し、熱密度は6.9ワット/m3(最大値の約2.5%)になる。太陽のエネルギーの91%は、この領域の中で生産される。半径の24%(ある定義では「核」の外)までの範囲で太陽の熱量の99%が生産される。太陽半径の30%までになると、核融合はほぼ完全に停止する〔 See 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「太陽核」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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