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太平洋序曲 : ミニ英和和英辞書
太平洋序曲[たいへいようじょきょく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

太平 : [たいへい]
  1. (adj-na,n) peace 2. tranquility 3. tranquillity
太平洋 : [たいへいよう]
 【名詞】 1. Pacific Ocean 
: [たいら, ひら]
 【名詞】 1. the broad 2. the flat 3. palm
: [ついで]
 【名詞】 1. (uk) opportunity 2. occasion 
序曲 : [じょきょく]
 【名詞】 1. overture 2. prelude 
: [きょく, くせ]
 【名詞】 1. a habit (often a bad habit, i.e. vice) 2. peculiarity

太平洋序曲 : ウィキペディア日本語版
太平洋序曲[たいへいようじょきょく]
太平洋序曲』(たいへいようじょきょく、''Pacific Overtures'')は、スティーヴン・ソンドハイム音楽、ジョン・ワイドマン脚本のミュージカル。1853年の日本とその後の西洋化の難しさを日本の視点から、特に友人2人の出会いからの変遷を描いている。題名にある 『序曲』''"Overtures"'' は音楽においては『初めに演奏される曲』の意味であるが、これは西洋主導の太平洋貿易の始まりは『平和的な交渉』(''Pacific Overtures'')とは程遠かったことへの皮肉がこめられている。
日本風の五音階を用いて、日本的な沈思黙考(''"There is No Other Way"'')と西洋的な明け透けな率直さ(''"Please Hello"'')を音楽で対比させている。これらの音楽はソンドハイムの最も野心的で技巧に富んだ作品の一つと考えられてる。〔Suskin, Steven. "Show Tunes" (2000). Oxford University Press US. ISBN 0195125991, p. 283〕
1976年のハロルド・プリンス演出によるブロードウェイでのオリジナル公演では、男性が女性役を演じたり、観客に見える中で黒衣が舞台装置を変換したりと、歌舞伎風の形式で行われた。上演開始後、賛否分かれる批評を受け、6ヶ月で上演終了となった。にもかかわらず内容は高く評価され、トニー賞には10部門でノミネートされ、作品賞はコーラスラインシカゴと争った。
通常的でない演出及びキャスティングの要求のために、ソンドハイムの作品の中でも最も上演回数の少ないミュージカルの一つにとどまっている。この作品はオペラ形式により上演されることもある。
== 公演 ==
1976年1月11日、ブロードウェイのウィンター・ガーデン・シアターで開幕、193公演ののち1976年6月27日閉幕。ハロルド・プリンス演出、パトリシア・バーチ振付、ボリス・アロンソン舞台美術、フローレンス・クロッツ衣装、サラン・マッサー照明、マコ岩松出演。この公演の出演者によるレコードがRCAレコードから発売され、のちにCD化された。この公演はトニー賞10部門にノミネートされ、最優秀舞台デザイン賞と最優秀衣装デザイン賞を獲得した。
オフ・ブロードウェイとして初期の公演のヨーク・シアター・カンパニーから移り、1984年10月25日からプロメネイド・シアターで109公演行われた。フラン・ソーダー演出、ジャネット・ワトソン振付、アーネット・アブバ、ケヴィン・グレイ出演。
1986年、ヨーロッパでの初演がウィゼンショー・フォーラムで、マンチェスターのリバティ・シアターのハロルド・ロイド・ルイス演出、1993年と2006年のレスター・ヘイマーケット・シアターでの再演の演出を行うこととなるポール・ケリソン振付で行われた。
1987年、イングリッシュ・ナショナル・オペラによりロンドンで上演され、公演全体が録音され、台本と楽譜もほぼ完全な状態で保存されている。
2000年、宮本亜門演出により新国立劇場にて上演。世界文化賞演劇・映像部門の授賞式のために来日していたスティーヴン・ソンドハイムが観劇、「これ以上素晴らしい『太平洋序曲』はない」と高く評価した。
2001年、ゲイリー・グリフィン演出のシカゴ・シェイクスピア・シアターの公演が行われた際は酷評されたが、2003年6月30日から9月6日までのドンマー・ウエアハウスでの公演ではローレンス・オリヴィエ賞の最優秀ミュージカル公演賞を獲得した。
2002年、宮本亜門演出、新国立劇場で英語字幕付きで日本語で2回限りの上演が行われた。この公演は2002年7月9日から13日までリンカーン・センターエイヴリー・フィッシャー・ホールで、2002年9月3日から8日までジョン・F・ケネディ・センターのアイゼンハワー・シアターで上演された。
2004年12月2日から2005年1月30日まで宮本亜門演出、B・D・ウォンが狂言回し役、何人かのオリジナル・キャストも出演してブロードウェイでの再演がスタジオ54で上演された。ジョナサン・チュニック編曲、縮小されたオーケストラで、初演時より曲数が増やした再演版が録音され、PSクラシックスより発売された。この公演はトニー賞の最優秀再演ミュージカル賞を含む4部門にノミネートされ、宮本亜門はブロードウェイ史上初の東洋人演出家として名を刻んだ。
2011年6月、KAAT神奈川芸術劇場にて上演。宮本亜門演出。
1976年、日本のテレビ局でほとんどオリジナルのキャストでの公演が放送された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「太平洋序曲」の詳細全文を読む




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