翻訳と辞書
Words near each other
・ 圧力係数
・ 圧力勾配
・ 圧力団体
・ 圧力容器
・ 圧力容器取扱作業主任者
・ 圧力平衡定数
・ 圧力抗力
・ 圧力抵抗
・ 圧力損失
・ 圧力波
圧力測定
・ 圧力計
・ 圧力計、マノメータ
・ 圧力調整器
・ 圧力調節器
・ 圧力釜
・ 圧力鍋
・ 圧力関数
・ 圧力隔壁
・ 圧効果


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

圧力測定 : ミニ英和和英辞書
圧力測定[あつりょくそくてい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

圧力 : [あつりょく]
  1. (n,vs) stress 2. pressure 
: [ちから, りょく]
  1. (n-suf) strength 2. power 
測定 : [そくてい]
  1. (n,vs) measurement 

圧力測定 : ウィキペディア日本語版
圧力測定[あつりょくそくてい]

この記事では、圧力真空度の測定のため開発された、圧力計や真空計を始めとする、圧力測定(あつりょくそくてい、)の技術について解説する。
圧力計の一種「マノメーター」は、通常は大気圧付近の圧力を測るのに使われる。普通はマノメーターと言えば、中空の管に液体を入れて静水圧を測る器具を差すことが多い。
真空計は真空に近い圧力を測る装置である。一般的な真空を測る装置と超高真空(一般に10-5 Pa以下)を測る装置の大きく2つに分類できる。いくつかの装置を組み合わせることにより、105 Paから10-13 Paまでの真空度を連続的に測定することもできる。
なお、ゲージ (gauge) とは計測器全般を指す語であるが、日本で単に「ゲージ」と言う場合には圧力計を指す場合も多い。
== 絶対圧とゲージ圧 ==
圧力は本来は完全な真空(絶対真空)を基準とする物理量であるが、実用的には基準となる圧力、すなわち基準圧(reference pressure)を0として表示する。日常的には大気圧を 0 Pa(基準圧)として扱うことが多い。例えばタイヤ圧などは大気圧を 0 Paとしている。この他にもさまざまな基準を取ることがあり、主として次の3つに分類できる。
; 絶対圧(absolute pressure):絶対真空を0として表示する圧力である。ゲージ圧''p''G に大気圧''p''0 を足すと絶対圧''p''A になる。すなわち、p_A = p_G + p_0である。
; ゲージ圧(gauge pressure):大気圧を 0 Paとして表示する圧力である。値がプラスである場合を正圧(せいあつ、positive pressure)、値がマイナスとなる場合を負圧(ふあつ、negative pressure)といい、負圧は普通は表示されない(マイナス値を表示できない装置が多い)。絶対圧''p''A から大気圧''p''0 を差し引くとゲージ圧''p''G になる。すなわち、p_G = p_A - p_0である。
; 差圧(differential pressure):2点の圧力の差である。
何をもって基準圧として扱っているかは省略されることも多く、その場合には前後の文脈から読み取る必要がある。タイヤ圧 (Tire-pressure gauge)、血圧はゲージ圧で表示される。気象学上の気圧や高い真空度は絶対圧で表示される。差圧は工業用生産機器で使われる。差圧計には差込口が2つ付いており、差圧を測りたいそれぞれの環境に繋がれている。そして、何らかの方法でその差を計算して表示するようになっているので、観測者がいちいち2点の圧力の引き算をしなくて済む。真空度には絶対圧が使われる場合とゲージ圧が使われる場合の両方がある。真空度26 inHg gaugeを絶対圧で表すと、30 inHg(一般的な1気圧)- 26 inHg = 4 inHgである。
海面での1気圧はおよそ100キロパスカルであるが、高度や天気で変化する。そのため、絶対圧が変わらなくても、周囲の気圧が変わればゲージ圧は変化する。例えば車で山に登ると、タイヤ圧は上がる。標準圧力は101.325キロパスカル〔2010 CODATA standard atmosphere 〕または約100キロパスカルと定義されているが、多くの圧力計は、構造上、表示値が周囲の気圧の影響を受け、特に高度が大きい場所では表示が不正確になる。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「圧力測定」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.