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厭勝銭 : ミニ英和和英辞書
厭勝銭[ようしょうせん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [いや]
  1. (adj-na,n) disagreeable 2. detestable 3. unpleasant 4. reluctant
: [せん]
 【名詞】 1. hundredth of a yen 

厭勝銭 : ウィキペディア日本語版
厭勝銭[ようしょうせん]
厭勝銭(ようしょうせん)は、銭をかたどった、護符の一種。災いを避け好運を願うため所持するものであり、貨幣として流通されるものではない。俗に「えんしょうせん」〔「あっしょうせん」とも読む。「厭勝」はまじないによる破邪を意味する〔。
表(おもて)面は、通常の通貨を模すか〔、「千秋万歳」〔「天下太平」〔「長命富貴」〔「大宜子孫」〔「花生不老」〔といった吉祥語や、「去殃除凶」(きょおうじょきょう)〔「万災永滅」〔「万病不侵」〔などの語句が刻まれる。背面は、やはり縁起の良い北斗、双魚、亀蛇(きだ)、竜鳳、新月といった図案や〔、そのほか人物や動物が刻まれる〔。背面に上述の吉祥語類が刻まれることもある〔。厭勝銭の形状は必ずしも銭形とは限らず長方形など様々で〔、おろし金のような形をしたものもある。
厭勝銭の起源は、讖緯説が流行した王莽の時代〔、あるいは前漢時代まで遡り〔、特に以降も盛んに鋳造され〔〔、時代が下るにつれて趣味品としての性格も帯びていった。日本に伝来したものは絵銭・画銭として珍重され〔、室町時代から江戸時代にかけて親しまれた〔。
厭勝銭が成立した背景には貨幣経済の浸透という社会情勢があり、貨幣が持つ一種呪術的な力が銭という形に仮託されたと一般に考えられている〔。しかし前漢時代に鋳造された五銖銭に吉祥語を刻んだものがあったり、朝鮮半島や日本では中国から流入した五銖銭が副葬品として使われるなど、流通貨幣と厭勝銭は厳密に区分けできるものではない〔。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「厭勝銭」の詳細全文を読む




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