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原子核融合 : ミニ英和和英辞書
原子核融合[げんしかく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はら, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation
原子 : [げんし]
 【名詞】1. atom 【形容詞】2. atomic
原子核 : [げんしかく]
  1. (n,adj-no) nucleus (atomic) 
: [こ, ね]
 (n) first sign of Chinese zodiac (The Rat, 11p.m.-1a.m., north, November)
: [かく]
  1. (n,adj-no) nucleus 2. kernel 3. (pref) nuclear 
核融合 : [かくゆうごう]
 【名詞】 1. nuclear fusion 
: [ごう]
 【名詞】 1. go (approx. 0.18l or 0.33m) 

原子核融合 ( リダイレクト:核融合反応 ) : ウィキペディア日本語版
核融合反応[かくゆうごうはんのう]

核融合反応(かくゆうごうはんのう、)とは、軽い核種同士が融合してより重い核種になる核反応を言う。単に核融合と呼ばれることも多い。
1920年代及び30年代に、ジョン・コッククロフトに代表される粒子加速器の研究に従事していた物理学者たちは、陽子水素原子核)や他の軽い核に高いエネルギー(数keV)を与え入射粒子として加速し、標的となっている軽い核に当てると、核の電気的反発力や核力によって入射粒子は破壊を伴いながら、標的と融合し大きなエネルギーが解放されること、すなわち核融合反応(nuclear fusion)を発見していた。この大きなエネルギーは、アインシュタインによって主張された関係式 E ≒ mc2 を満たす形で、融合した核の質量の一部がエネルギーに変換されているため発生すると言われる。
しかしながら、加速器による核融合反応では、少数の核融合物を作るために大量のエネルギーが使用されなくてはならず、もし実用に供するような連続的な核融合反応を起こすのであれば摂氏数億度もの高温が必要となることから、以後に発見された核分裂反応ほどには当初は着目されなかった。
上記の摂氏数億度の高温を用いる核融合は特に熱核反応(thermonuclear reaction)と呼ばれるが、熱核反応の燃料としては、原子核の荷電が小さく原子核同士が接近しやすい軽い核種で反応自体も速いといった理由から三重水素二重水素といった水素の重い同位体が理想的と言われる〔原水爆実験(1957) p.194〕。
融合のタイプによっては融合の結果放出されるエネルギー量が多いことから水素爆弾などの大量破壊兵器に用いられる。また核融合炉によるエネルギー利用も研究されている。
核分裂反応に比べて、反応を起こすために必要な温度・圧力が高いため技術的ハードルが高く、現在のところ、水素爆弾は核分裂反応を利用して起爆する必要があり、核融合炉は高温高圧の反応プラズマを封じ込める技術開発が困難を極めている。
== 核融合の種類 ==

* 熱核融合 - 超高温により起こる核融合。本項で詳説する。
* 衝突核融合 - 原子核を直接に衝突させて起こす核融合。原子核の研究において使用される。。
* スピン偏極核融合 - 陽子中性子の自転の角運動量のパラメータ(スピン)を制御する事により核融合反応を制御する。
* ピクノ核融合 - 非常に高密度の星(白色矮星)の内部で起こっていると考えられている核融合反応。電子が原子核のクーロン力を強く遮断して、低温の状態でも零点振動による量子トンネル効果により核融合が起こる。
* ミューオン触媒核融合 - 負ミューオンは電子と電荷は同じだが約200倍の質量を持つので束縛軌道半径が約200分の1である。そのため、電子を負ミューオンに置き換えると原子核同士が接近しやすくなり核融合が起こりやすくなる。負ミューオンは消滅までに何度もこの反応に関与できるので触媒のように作用する。
* 常温核融合 - 室温で核融合が起こるとされた実験報告がなされた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「核融合反応」の詳細全文を読む




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