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千夜一夜物語のあらすじ : ミニ英和和英辞書
千夜一夜物語のあらすじ[せんやいちやものがたりのあらすじ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [せん ち, ち]
 【名詞】 1. thousand 2. many
千夜 : [せんや]
 (n) many nights
: [よる]
  1. (n-adv,n-t) evening 2. night 
: [いち]
  1. (num) one 
一夜 : [いちや, ひとよ]
  1. (n-adv,n-t) one night 2. all night 3. overnight 4. one evening
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 
物語 : [ものがたり]
  1. (n,vs) tale 2. story 3. legend 
: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 

千夜一夜物語のあらすじ : ウィキペディア日本語版
千夜一夜物語のあらすじ[せんやいちやものがたりのあらすじ]

千夜一夜物語のあらすじ(せんやいちやものがたりのあらすじ)では、千夜一夜物語のあらすじを記述する。
夜数と物語名は『完訳千一夜物語』(豊島与志雄ほか訳、岩波文庫マルドリュス版の翻訳、ISBN 4-00-327801-1 ほか全13巻)に準拠。
*バートン版への対応は、『バートン版 千夜一夜物語』(大場正史訳、筑摩書房ちくま文庫、ISBN 4-480-03841-8 ほか全11巻)に準拠。
*東洋文庫版への対応は、アラビア語のカルカッタ第二版からの直接の翻訳である『アラビアン・ナイト』(前嶋信次池田修訳、平凡社東洋文庫、ISBN 4-582-80071-8 ほか全18巻及び別巻)への対応。
== シャハリヤール王と弟シャハザマーン王との物語 ==

*バートン版「シャーリヤル王とその弟の物語」
*東洋文庫版「シャーリヤル王とその弟君の話」
昔々、インドとシナを支配する王に二人の息子がいた。兄のシャハリヤールと弟のシャハザマーンはそれぞれの国を治めていた。あるとき兄は弟に会いたくなり、使いをやって呼び寄せた。出発してすぐ兄への贈り物を忘れた事に気付いたシャハザマーンが宮殿へ取って返すと、妃が一人の奴隷と浮気の最中であった。彼は妃と奴隷を殺してから兄の国を訪れたが、傷心のためひどく塞いでいた。しかし兄の留守の間、シャハザマーンは兄の妃が二十人の男奴隷と二十人の女奴隷を相手に痴態の限りを尽くすのを目撃し、自分に起きた出来事はこれに較べればましだと思って元気を取り戻した。帰ってきたシャハリヤールは弟がすっかり明るくなったのを見て理由を尋ねた。弟が目撃した事を聞き、さらに自分の眼でそれを確かめると、シャハリヤールは衝撃のあまり弟と共に宮殿を後にして流浪の旅に出た。
ある海辺の一本の木の下で二人が休んでいる時に魔神がやってきた。二人が木に登って見ていると、魔神は頭の上の櫃から非常に美しい乙女を出し、その膝枕で眠り始めた。木の上の兄弟に気付いた乙女は二人に自分と性交するよう言い、しなければ魔神を起こして二人を殺させると脅した。怯えた二人は言うとおりにした。済むと乙女は、自分は婚礼の夜に魔神にさらわれきて今に至ること、しかしこれまで魔神が眠っている隙に570人(最新のマフディー版では98人〔、"The Arabian Nights", Husain Haddawy訳, Based on the text of the 14th-century Syrian manuscript edited by Muhsin Mahdi,p.9, Everyman's Library 87,1992, ISBN 0-679-41338-3(US)〕)の男たちと性交したこと、なんとなれば女が何かをしたいと思えば何者もそれを抑える事など出来ないことを語って聞かせた。魔神でさえ自分達よりも酷い不貞に遭っていることに驚嘆した二人はそれぞれの都へ帰っていった。
宮殿に戻った兄のシャハリヤールはまず妃と件の奴隷達の首を刎ねさせた。そして大臣に毎晩一人の処女を連れて来るよう命じ、処女と寝ては翌朝になると殺すようになった。三年もすると都から若い娘は姿を消してしまったが、それでも王は大臣に処女を連れて来るよう命じた。この大臣には娘が二人いたが、恐怖と悩みにやつれた父を見て、姉娘のシャハラザードは自分を王に娶合わせるよう父に言った。王のもとに参上したシャハラザードは妹のドニアザードを呼び寄せた。王とシャハラザードの床入りが済むと、ドニアザードはかねて姉に言い含められたとおり姉に物語をねだった。古今の物語に通じているシャハラザードは国中の娘達の命を救うため、自らの命を賭けて王と妹を相手に夜通し語り始めた。千夜一夜の始まりである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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