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切り抜き帳 : ミニ英和和英辞書
切り抜き帳[きりぬきちょう]
(n) scrapbook
===========================
: [せつ]
  1. (adj-na,n) eager 2. earnest 3. ardent 4. kind 5. keen 6. acute
切り : [きり]
  1. (n,suf,prt) limits 2. end 3. bounds 4. period 5. place to leave off 6. closing sentence 7. all there is 8. only 9. since 
切り抜き : [きりぬき]
 【名詞】 1. scraps 2. cuts 
切り抜き帳 : [きりぬきちょう]
 (n) scrapbook
抜き : [ぬき]
  1. (adv) (1) in succession 2. (2) without 
: [とばり]
 (n) curtain
切り抜き帳 ( リダイレクト:スクラップブック ) : ウィキペディア日本語版
スクラップブック[とばり]

スクラップブック:)は、新聞・雑誌記事などを切り抜いて貼り付けるための帳面。切り抜き帳、貼り交ぜ帳〔、貼り込み帳〔三國一朗 『鋏と糊』 自由現代社、1981年、114頁。※みゆき書房刊『ハサミとのり』(1970年)の新版〕などともいう。記事の保存ばかりでなく、写真やメモなどともに個人の思い出となるものをアルバムのように保存したり、芸術家が資料とするために作成したりと様々な用途で用いられる。日本で事務用品として販売されているものはA4版が一般的な大きさで、台紙には主にクラフト紙が使われる〔野沢松雄 「スクラップブック」 『日本大百科全書 12』 小学館、1986年、941-942頁。〕。より大型のものや、ページの抜き差しができるようにしたものもある〔殖田友子 「スクラップブック」 『世界大百科事典 15』 平凡社、2007年(改訂新版)、4頁。〕。
== 歴史 ==

スクラップブックが広く必要とされるようになるのは新聞・雑誌が普及する19世紀以降であるが〔、帳面にものを貼り付けて保存することはそれ以前にも見られる習慣であった。15世紀のイギリスでは、個々人の興味に従って料理のレシピや手紙、引用句や詩などを備忘録(commonplace book)に保存するといったことが行われた。16世紀になると、友人や集会の主人などに対して、求めに応じて名前や句、イラストなどを(ちょうど現代の卒業アルバムのように)記してもらう友誼帳(Friendship album)を作る習慣が普及した。この友誼帳はしばしばヨーロッパ旅行の思い出を記録するために作られており、そこには紋章や地方の芸術家の作品などが含まれていた〔Katritzky, M. A., "The Art of Commedia: A Study in the Commdia Dell'Arte 1560-1620 with Special Reference to the Visual Records", 2006, Rodopi Publishing.〕。1570年以降は、ヴェネチアの景色やカーニヴァルの衣装といったものを描いたアルバム用の版画が売られるようになった〔。
1775年に出版されたジェイムズ・グレンジャーJames Granger)によるイギリス史の本には、巻末に個人の思い出を綴るための空白のページが設けられており、本に自分で新たな版画を貼ったり、挿絵を書き加えたり、あるいは新たな素材を付け加えたうえで製本しなおしたりすることが「extra-illustrating」または「grangerizing」と呼ばれ知られるようになった〔Tucker, S., Ott, K., Buckler, P., "The Scrapbook in American Life", 2006, Temple University Press.〕。またアメリカ独立宣言の起草者トーマス・ジェファーソンは、大統領を退いたのち、英語、仏語、ギリシャ語、ラテン語に訳された聖書からそれぞれキリストの生涯に関わる部分を切り取ってスクラップブック風に貼り付けたものを私的に作っている。
19世紀になると写真が普及し、ヴィクトリア朝イギリスでは家族写真のアルバムが作られたが、人によってはそうしたアルバムのページを雑誌の切り抜きや記念品などを使って飾ることがあった。「スクラップ」はもともと台紙に貼っていない写真のことで、「スクラップブック」はそのような写真を収めたアルバムとして知られるようになったものである。
英語圏では19世紀後半から20世紀はじめにかけて、女性たちの間でスクラップブック作りが流行した。そうした女性たちの一人に、『赤毛のアン』の作者として知られる作家L・M・モンゴメリがいる。モンゴメリは自分が寄稿した作品や自作への書評を切り貼りしたものと、写真や記念品を貼ったより個人的なものと2種類のスクラップブックを作っており、6冊存在する後者には絵葉書や雑誌の絵、布の端切れや押し花、猫やリスの毛といった様々なものが素材にされている〔エリザベス・R・エパリー 「スクラップブックとモンゴメリ」『赤毛のアン スクラップブック』 川端有子訳、河出書房新社、2003年、4-5頁。〕。当時はまた「クロモ」(彩色石版画の「クロモリトグラフィー」から)と呼ばれる、スクラップブック向けに作られた絵も売られていた〔エリザベス・R・エパリー 「スクラップブックからわかること」前掲『赤毛のアン スクラップブック』 112頁。〕。
スクラップブックを愛好した作家には他に『トム・ソーヤーの冒険』などで知られるマーク・トウェインがいる。彼は生涯にわたって、スクラップブックを作り続けたが、あるとき写真や新聞記事に糊を付ける作業に面倒を感じたことから、最初からページにゴム糊がついていて、水に濡らすだけで素材を貼り付けることができるスクラップブックを開発し、1873年に特許を取った。このスクラップブックは友人のダン・スロートが製造・販売し、1877年には2万5000冊を売り上げている。これは発明好きのマーク・トウェインが考案したもののなかで、彼に利益をもたらした唯一の発明であった〔武田貴子 「特許権・発明」 亀井俊介監修 『マーク・トウェイン文学/文化事典』 彩流社、2010年、234頁。〕。
日本では幕末の文人大槻磐渓が、1836年からの25年ほどの間に『塵積成山』ないし『積塵成山』と題した12冊(現存は11冊)のスクラップブックを作っている。1冊50ページほどの分量で、手紙、広告、図面、漢詩や和歌など多方面の資料を含むものである〔工藤宣 『江戸文人のスクラップブック』 新潮社、1989年、9-10頁。〕。また明治の文豪森鴎外は、新聞から自作の小説を切り取って良質の和紙に貼り、これを二つ折にして和本風に綴じ保存していた〔。
アメリカ合衆国では1980年代に、スクラップブック作りの趣味が新たな形で普及した。きっかけはロンダ・アンダーソンとシェリル・ライトルが設立した会社クリエイティブ・メモリーズである。これは家族写真を様々な素材で飾るためのアルバムをそのノウハウとともに提供する会社で、この事業が大きな成功を収めたことから、以後数千におよぶ同種の会社が次々と設立され巨大市場に発展していった〔。これは日本でも「スクラップブッキング」というアメリカ生まれのクラフト(手芸)の一種として紹介され、現在も各種のハウツー本や専用の道具が売り出されている。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「スクラップブック」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Scrapbooking 」があります。




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