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再突入体 : ミニ英和和英辞書
再突入体[さいとつにゅうたい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [さい]
  1. (pref) re- 2. again 3. repeated 
再突入 : [さいとつにゅう]
 (n,vs) reentry
突入 : [とつにゅう]
  1. (n,vs) rushing 2. breaking into 
: [にゅう]
 【名詞】 1. go in 

再突入体 : ウィキペディア日本語版
再突入体[さいとつにゅうたい]

再突入体(さいとつにゅうたい、re-entry vehicle; RV) は長距離弾道ミサイル弾頭部を防護している機材のこと。大気圏外から再突入するにあたり、ミサイルの弾頭部を空力加熱から保護する役目を持つ。
長距離弾道ミサイルは有人宇宙船と異なり、高速のままで大気圏に再突入する。軟着陸の必要がないために減速もほとんど考慮されていない。逆に高速突入のため、細長い形状をしている。ミサイルの種類にもよるが、突入速度はマッハ20以上にもなる〔U.S. MISSILE SYSTEMS P17-5,Reentry Vehicle Design 〕。弾頭部は、大気の空力加熱によって高熱になるが、アブレータ等を用いた再突入体内部に弾頭を格納することにより熱より保護している。また、再突入体とブースター部を分離する設計により、運搬重量を軽量化し、より効率的に弾頭を運搬できるという利点も持つ。
再突入体の形状は、大気による空力加熱に耐えるための断熱層を備えた円錐形のカプセルが一般的である。アメリカ合衆国のMk2再突入体では金属製の断熱部であったが、これは金属粒子が大気圏内に長く尾をつくるため、敵に探知されやすい欠点があった。このため、Mk6再突入体では非金属の断熱部を有している。
また、MRV/MIRV形式のミサイルにおいては、1基のミサイルに複数の再突入体/弾頭を搭載している。
== アメリカ軍の弾道ミサイルにおける再突入体 ==
; Mk1
:ポラリスA1およびA2搭載、単弾頭。
; Mk2
:ポラリスA3搭載、複数弾頭。アトラス搭載、単弾頭。
; Mk3
:ポセイドンC3搭載、MIRVアトラス搭載、単弾頭。
; Mk4
:トライデントC4およびトライデントD5搭載、MIRV。アトラスおよびタイタンI搭載、単弾頭。
; Mk5
:LGM-30 ミニットマンI搭載単弾頭。
; Mk6
:タイタンII搭載、単弾頭。
; Mk7
:AGM-48 スカイボルト搭載単弾頭。
; Mk11
:LGM-30 ミニットマンIおよびII搭載単弾頭。
; Mk12
:LGM-30 ミニットマンIII搭載、MIRV。改良型Mk12A。
; Mk21
:LGM-118 ピースキーパー搭載、MIRV。MGM-134 ミゼットマン搭載単弾頭。2005年以降ミニットマンIIIにも単弾頭として搭載。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「再突入体」の詳細全文を読む




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