翻訳と辞書
Words near each other
・ 八十島弘行
・ 八十島義之助
・ 八十嶋冨五郎
・ 八十嶋嘉六
・ 八十川ボーク事件
・ 八十川勝
・ 八十川問題
・ 八十川真由野
・ 八十川胖
・ 八十年戦争
八十弦箏
・ 八十日間世界一周
・ 八十日間世界一周 (映画)
・ 八十村路通
・ 八十枉津日神
・ 八十梟帥
・ 八十橋
・ 八十田勇一
・ 八十祐治
・ 八十禍津日神


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

八十弦箏 : ミニ英和和英辞書
八十弦箏[やそじ]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [やつ]
 (num) eight
八十 : [やそじ]
 (n) eighty
: [とお]
  1. (num) 10 2. ten 
: [つる, げん]
 【名詞】 1. (1) bow string 2. string (of guitar, violin, etc) 3. (2) (gen) (geom) chord (straight line joining two points on a curve) 4. (3) handle 

八十弦箏 ( リダイレクト:八十絃 ) : ウィキペディア日本語版
八十絃[はちじゅうげん]
八十絃(はちじゅうげん)とは、の大家で作曲家宮城道雄が発明した80本の弦を持つ大型の箏。1929年に開発された。
13本の弦を持つ通常の箏、あるいは同じ宮城道雄により発明された低音の拡張された十七絃に比べ、はるかに幅広い音量と音高を扱うことができる。その大きさと形状はまるでピアノのようである。(ちなみにピアノの弦は88本である)
なおかつピアノには不可能な、箏の伝統的奏法(揺り、突きなど)による音色の変化や、柱の移動による調弦そのものの変更も可能であり、洋の東西を問わず幅広い音楽を演奏する、という意図に基づいて製作された。ただ一度だけ行われた1929(昭和4)年11月の公開演奏(宮城本人による)では、音量が足りないために、当時は一般に入手できずアメリカから取り寄せたマイクロフォン拡声器による音量の増幅が試みられた。なお、その時に演奏された曲はバッハの「プレリュード」と宮城作曲の「今日のよろこび」(本来は十七絃の合奏曲だが、八十絃の独奏用に編曲)であった。
しかし当時の邦楽・洋楽双方の関係者や聴衆の無理解と酷評に遭い、また演奏自体が非常に難しく高度な技術を求められたため、ほとんど日の目を見ることなく姿を消し、太平洋戦争で焼失した。現在は復元された楽器が存在するが、実際に演奏される場面はほとんど無い。
近年において開発された箏は、先に挙げた宮城道雄の十七絃箏が既に一般化されており、ほかにも二十絃箏、二十五絃箏、三十絃箏、三十二絃箏などがある。
新・クイズ日本人の質問の中で、「宮城道雄の考案したとんでもない琴とは?」というクイズが出され、この琴が紹介されたこともある。
== 関連項目 ==

*
* 邦楽


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「八十絃」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.