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偶蹄目 : ミニ英和和英辞書
偶蹄目[たま]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [たま]
  1. (adj-no) (uk) occasional 2. rare
: [ひづめ]
 (n) hoof
: [め, もく]
 【名詞】 1. (1) item 2. division 3. class 4. (2) piece (in Go)

偶蹄目 ( リダイレクト:ウシ目 ) : ウィキペディア日本語版
ウシ目[うしもく]

ウシ目(ウシもく)または偶蹄目(ぐうていもく) は、かつて使われていた脊椎動物門 哺乳綱の1目。現在の鯨偶蹄目(クジラ偶蹄目)から鯨類(鯨目)を除いたグループによって構成されていた。偶蹄類(ぐうているい)ともいう。
このグループは、ウマ目(奇蹄目)と共に、四肢の先端に(ひづめ)をもつことを特徴とする。また全てのウシ目は後肢かかと関節にある距骨の上下端に滑車状の構造を持つ(これを両滑車とも呼ぶ)。ウシ目(偶蹄目)とウマ目(奇蹄目)を合わせて有蹄目と分類されることもあったが、現在ではウマ目はウシ目よりもネコ目コウモリ目により近いとする説が有力であり、ウシ類とウマ類が共に蹄をもつのは、平行進化によるものであることがわかっている。中新世以降次第に衰退していったウマ目に対し、ウシ目は次第に勢力を伸ばしていった。現在では、カバイノシシラクダキリンヤギシカなどの仲間を含む大きなグループに発展し、有蹄動物全体の約90%を占めている。また、後述されるようにクジラ類をも内包することが明らかになりつつあり、非常に多様性に富んだ発展を遂げて、繁栄しているグループであることになる。
偶蹄目と呼ばれるように、ウシ目の特徴は、2つに割れた蹄である。これは第3指と第4指(中指と薬指)が変化したもので、主蹄(しゅてい)と呼ばれる。また、かかとにあたる部分に、副蹄(ふくてい)とよばれる小さな蹄がついているものもあり、岩場などでずり落ちないようになっている。第3指が体重を支える重心軸となるウマ目と異なり、ウシ目は第3指と第4指の二本が重心軸であるため、このような蹄の構造となる。
==分類の見直し==
後述するように、近年の分子生物学的手法の導入により、鯨類とかつての偶蹄類との系統関係が明らかになった。それによれば、鯨類はカバ類と姉妹群であり、両者は、先に反芻類と分かれた1グループ(鯨凹歯下目)から、さらに2つに分岐したものである。また、鯨凹歯類と反芻類が分岐したのは、ラクダ類およびイノシシ類が、相次いで他の鯨偶蹄類から分岐した後のことであったこともわかっている(鯨偶蹄目の系統と分類を参照)。したがって、ラクダ類・イノシシ類とカバ類・反芻類を含んで鯨類を含まない「偶蹄目」は、単系統群ではなく多系統群であることになり、分岐分類学の考え方によれば、(かつての「有蹄目」と同様)1つの分類群としては成立し得ない。これにより、「偶蹄目」(ウシ目)は生物学的な分類群としては無効となり、かつての偶蹄類と鯨類を併せた「鯨偶蹄目」という分類群が新たに設けられた。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ウシ目」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Even-toed ungulate 」があります。




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