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使い捨てカメラ : ミニ英和和英辞書
使い捨てカメラ[つかいすて]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

使い : [つかい]
  1. (n,vs) errand 2. message 3. messenger 4. bearer 5. use 6. usage 7. trainer 8. tamer 9. mission 10. familiar spirit 1 1. going as envoy 1
使い捨 : [つかいすて]
 【名詞】 1. throwaway 2. disposable
使い捨て : [つかいすて]
 【名詞】 1. throwaway 2. disposable 

使い捨てカメラ ( リダイレクト:レンズ付きフィルム ) : ウィキペディア日本語版
レンズ付きフィルム[れんずつきふぃるむ]

レンズ付きフィルム(レンズつきフィルム)は、フィルムを工場で最初から内蔵した状態で販売され、撮影後は筐体ごとそのまま現像工場(ないしラボ店)で回収されることを前提とした構造の、軽便なカメラである。1980年代に出現し、一時広く普及した。一般的に「使い捨てカメラ」と呼ばれることもあるが、カメラ業界では推奨していない(詳細は後節「#レンズ付きフィルムの出現」を参照)。
== 構造 ==
筐体・内部構造共々大部分がプラスチックで製作されている。カメラとしては、ごく簡易な固定焦点式がほとんどで、シャッタースピードも固定されている。露出調整は機械的な調整によらず、ネガフィルムそのものの広いラティチュードに頼り、絞りもあらかじめ絞られて(F11 - 16程度)パンフォーカスによりピント調節を省略している。このため、ユーザーは最小限のカメラ操作で簡単に写真を撮影することができる。
フィルムは一般的な市販品でも高感度寄りのISO400規格のものが多く用いられる。ISO400以上の高感度フィルムは、かつてポピュラーだったISO100クラスのフィルムに比べてシャッタースピードを速くできる優位があるが、反面、フィルム粒子の関係で画質が粗い傾向があった。しかし1980年代には技術・品質の向上により、画質のザラツキ感がさほど感じられないようになった。これにより、焦点固定・シャッター速度固定のカメラでも、手ぶれや露光不足などの問題を伴わずに満足しうる質の写真を撮影できるようになった。
また、同じ頃にプラスチックレンズの品質が向上し、なおかつ低コストで量産できるようになった。高価なガラスレンズを用いることなく、射出成型技術で生産できるプラスチックレンズで機能を満たせるようになったことは重要なブレークスルーである。さらに像面湾曲によるアウトフォーカスボケ軽減のため、ミノックスなどで知られる手法であるが、フィルム面を意図的に湾曲させる技法も導入されるようになった。
装填されたフィルムは、工場での装填時にパトローネから全部引き出された状態でスプロケットに巻かれており、パトローネ中に巻き戻しながら使う方式である。このため、ユーザーによるフィルムの動作方向は巻き上げ一方向のみとなり、撮影済み分のパトローネ収納と相まって簡易化・フィルム保護を同時に実現している。
フィルムの巻き上げは撮影1枚ごとに指の腹でダイヤルを回転させる手動式〔感覚的にはオリンパス・ペンなどに似ているが、ペンの巻き上げホイールはスプロケットギヤを駆動しているのに対し、「写ルンです」他の構造は単に巻き取り軸を回しているだけで別物である(カチカチと鳴るのは逆転防止ラッチ)。機構的にはペンよりリコーオートハーフに近い。〕で、使い切り式であるためフィルムの自在な巻き戻しや交換はできず、裏蓋もない。ただし、紙製の外装の下にはフィルムや電池の取出し口が存在する。
1群1枚のレンズであるが、非球面メニスカスにすることで収差を抑えており、2群2枚としたものもある。切替でピント・絞り・シャッター速度などを変更できる(だいたいこれらのどれかで、2種類のうちどちらかを選ぶ)製品も登場しているほか、フォトレジスタ式の光センサーを搭載して絞りを自動で行うものも登場している。
初期の製品は、フィルムの遮光に一般のカメラ同様モルトを使用していたが、1980年代後半よりプラスチック部品の射出成型精度の向上(プラスチックの壁を何層にも分けて遮光)により、モルトがなくても十分な遮光ができるようになった。この技術はコンパクトカメラでも大いに生かされることとなりモルトの寿命を気にする必要もなくなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「レンズ付きフィルム」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Disposable camera 」があります。




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