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人質 : ミニ英和和英辞書
人質[ひとじち]
【名詞】 1. hostage 2. prisoner 
===========================
: [ひと]
 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1
人質 : [ひとじち]
 【名詞】 1. hostage 2. prisoner 
: [しつ, たち]
 【名詞】 1. quality 2. nature (of person)
人質 : ウィキペディア日本語版
人質[ひとじち]
人質(ひとじち)は、交渉を有利にするために、人の身柄を拘束することや、拘束された人を指す。および近世以前、借金の担保として人身を質入れすること。また、誓約の保証として妻子や親族などを相手方にとどめておくことや、その対象も人質と呼ばれた。
== 近世以前の外交関係における人質 ==

歴史上しばしば見られる、国交上の必要に応じて要求される、高い身分を持つ人質は単純な被害者とは言い切れない。人質に選ばれるのは王子など有力者の子弟であり、その人物は必然的に将来の指導階級となるだけに、これを厚遇して好印象を持たせることは保護国側に取っても重要な事であった。人質とその一行は現在での大使館にも似た外交使節とも言えるかもしれない。そして最重要国中枢の姿を間近で見て知り尽くすことが出来ることも大きな利点である。
特に古代ローマがそうであった。人質の滞在先は慎重に吟味され元老院議員等の有力者の家でその子弟と共に学友としてローマ式の教育(リベラル・アーツ)を施され、留学生とも似た境遇となる。こうしてローマ・シンパとして育てられた人質が帰国して指導階級となり、親ローマの立場を取ることで円満な外交関係が築かれる事は正にローマの望むところであった。更に人質時代に築かれた人脈はその関係を潤滑にする。
それはローマ以外のどの国、時代でも似たものであったろう。関係断絶の際にその立場は生命の危機も含む困難なものともなるが、平時にはその立場は悪くはないものであった。
古代の東アジアにおける「人質」は約束の証拠である〔山尾(2003)〕。王権間の特別の修好結縁に際し、「盟」約にともなう国際的儀礼の一環として、王の近親の者を一時期提供する〔。政治的手段の性質があり戦略的色彩が濃い〔。人質を送ることは服属を意味するものではない〔堀(1998)〕。人質が「保証」の意義をもつことは一般のの目的と共通である〔。
日本の近世においては、大名が公儀への忠誠の証として、自らとその重臣の家族を「証人」として、大坂や江戸、京都の屋敷に住まわせる慣行があった(大名証人制度)。寛文5年(1665年)に重臣については証人制度が廃止され、大名の妻子については幕末の文久2年(1862年)閏8月22日に廃止された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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